観たよ♪「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」 ~マーベルよ、これがヒーローでいいのか?~ | 松丸元気のあ~ゆう事やそ~ゆう事

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※それなりにネタバレが含みます




「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」


2014年公開のアメリカのSF映画

原作 ダン・アブネット、アンディ・ランニング
監督:ジェームズ・ガン
脚本:ジェームズ・ガン、ニコール・パールマン
製作:ケヴィン・フェイグ
製作総指揮:ルイス・デスポジート、アラン・ファイン、ヴィクトリア・アロンソ、ジェレミー・レイチャム、ニック・コルダ、スタン・リー
出演者:クリス・プラット、ゾーイ・サルダナ、デビッド・バウティスタ、ブラッドレイ・クーパー、ヴィン・ディーゼル、リー・ペイス、マイケル・ルーカー、カレン・ギラン、ジャイモン・フンスー、ジョン・C・ライリー、グレン・クローズ、ベニチオ・デル・トロ



母親の大好きな音楽をウォークマンで聴くのが好きなピーターは母親の最後に願いを叶える事が出来ず、病院を飛び出した途端、宇宙船に連れ去られてしまう。
時は経ち、荒廃した惑星に降り立った男はウォークマンで音楽を聴きながら、陽気にその星を闊歩していた。
男の名はピーター・クイール。惑星間を渡り歩くトレジャー・ハンターに成長していた。ある日、惑星モラグの廃墟で謎の球体“オーブ”を発見したピーターは、換金のためにザンダー星のブローカーを訪れるが、彼を待っていたのは、宇宙に暗躍する“闇の存在”が送り込んだ暗殺者ガモーラだった。賞金稼ぎのアライグマ、ロケットと相棒の樹木型ヒューマノイド、グルートも加わって派手な戦いを繰り広げた彼らは、ザンダー星警察に逮捕されてしまう。投獄された4人が銀河一危険な刑務所で出会ったのは、凶暴な囚人ドラックス。妻子を殺した犯人の仲間であるガモーラの命を狙うドラックスを、ピーターは制止。実はガモーラは“闇の存在”を裏切り、その支配から逃れようとしていたのだ。オーブを売って金を手に入れたいピーターとロケットたち。復讐に燃えるドラックス。それぞれ目的の異なる5人だったが、ロケットを中心に協力して脱獄。希少なものの収集家で、オーブに大金を払う“コレクター”と呼ばれる男に会うため、宇宙の果ての惑星ノーウェアへ向かう。そこでピーターたちは、コレクターから驚くべき秘密を聞く。“オーブを手にした者は、無限の力を得る”。その頃、5人の動きを察知した“闇の存在”が大軍を送り込んできた。奮闘虚しく敗れ、“闇の存在”の手に落ちるオーブ。彼らは、その力で宇宙の秩序を司るザンダー星を滅ぼし、銀河を混乱と滅亡に陥れようとしていたのだ。この時に及んで、それまで逃げることで生き延びてきたピーターは戦う覚悟を決める。
ここに銀河の守護者「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」が結成されるのだった・・・



アベンジャーズ・プロジェクトでノリにノッてる、マーベルが新たに打ち出した、もう一つのアベンジャーズと言われる作品の初映像化


宇宙のならず者達がチームを組み、銀河の危機に立ち向かうと言ったヒーロー物の王道パターンが展開される


この秋の話題作とあって、観に行きましたが、感想はと言うと・・・




まあまあ


割と大味の作品で荒唐無稽な感じが否めないけど、総じてアメリカンヒーローってこんな感じではないかな?と


ただ、秋映画の目玉の1つでもあったので、少々ハードルを上げての観賞なので、思ったよりもウ~ン…な感じf(^_^;



もう一つのアベンジャーズと言うよりかは「ミュータント・タートルズ」や「ファンタスティック・フォー」みたいな感じ。そういえばミュータント・タートルズも今度実写映画化するし、ファンタスティック・フォーもリブートとされるなあ~



ならず者達がチームを組むと言うのは良くあるストーリー展開ではあるが、それが銀河を救う英雄になると言うのは少々やり過ぎ感はあるよね。ここん所が荒唐無稽な感じの最たる所


元々、悪党ではなく、たまたま小悪党な感じだと思うんだけど、もっと銀河を救う理由をキチッと押し出しても良かったんではないかな


「コブラ」とか「ルパン三世」のカッコよさまでいかなくていいけど、基本悪党寄りが正義の味方テイストになるには、理由が必要。
その理由ってやっぱり、金と女でしょ(キッパリヽ(#`皿´)ノ)


でも、肝心のヒロインが緑色…(;´д`)



ストーリーも割と小難しくしてる様に感じる。もう少しシンプルにして、派手にどっかんどっかんとやるぐらいの方が良かったのではないだろうか?


ちょっと掻き混ぜ過ぎて、展開も結構目まぐるしく変わるくせに強引に力技で持っていく感じがする



5人のチームであるが、ピーターとアライグマのロケット以外は正直思い入れも持ちにくい。だって、他はアバター女に大木に岩石男だし(笑)


唯一のヒロイン、ガモーラなんて、登場時にはめっちゃ強かったのに、後半はなんか乙女になってきてるし


肌の色もず~っと緑色で、宇宙人だから仕方ないんだけど、緑の肌のお姉さんには萌え~とはならない


主人公のピーターもすんごいリーダーシップを発揮するリーダーと言う訳でもない


前宣伝ではアライグマなのに、重火器をドッカンドッカンと撃ちまくるロケットが目玉の1つみたいに言われてるけど…終盤近くまで行くと見慣れた(゜ロ゜)


声優は無駄に豪華。アライグマのロケットの声は「ハングオーバー」シリーズのブラッドレイ・クーパーでグルートの声は「トリプルエックス」や「ワイルドスピード」シリーズのヴィン・ディーゼルが担当している。特にグルートはどんな内容の会話であっても“アイ・アム・グルート”しか言わない。またこれを相棒のロケットが通訳する。う~ん、ヴィン・ディーゼルでなくても良いんではないかい?


岩石男のグルート役は元WWEのスーパースター、バティスタが演じてる。でも特殊メイクなので一目でバティスタと分かるかと言われたら・・・分かんない



要するに各キャラクターの押しが弱い


チームバトル物だけど、「X-MEN」みたいにキャラが立ってて、クールでカッコいい訳でもない。どちらかと言うとコミカル系でファンタスティック・フォーな匂いがプンプン


悪くはないんだけど、宇宙でのファンタスティック・フォーか…となるとちょっと、ウ~ンな感じなんだよね



前宣伝の割には強引な感じがして、観てる方がちょっと乗り切れない感じがするけど、音楽は良いです♪


特に70~80年代の洋楽と言うのが良い


宇宙の果てで主人公が付けているのがソニーのウォークマン。聴いているのが洋楽華やかし頃の70年代から80年代の曲ばっかり



ピーターの使っているカセットプレーヤーが世界初のステレオカセットプレーヤー「TPS-L2」。世界的な大名機「ウォークマン」1号機。周りの声では“こんなの売れない”との声に反して大ヒット。
今や生産すらしていないカセットテープのウォークマンが宇宙で使用されているなんて、痛快ではないかい。でも、バッテリーの単三電池はどうしているんだかがちょいと疑問



良い感じのテイストが所々にあるので、もっと上手くまとめたら面白くなると思うけど、個人的には“次回、頑張りましょう”かな(;´д`)


エンドロールで「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは帰ってくる」書いてあったけど、よっぽどフンドシを締めて帰ってこないと大変だよと思います