毛根は生まれたときには、
その総数が決まっている。
誕生後、
増えることもなければ減ることもない
胎児期、
表皮の動きとして、
(1)表皮のいたるところで細胞増殖が活発化し、
それら塊となった表皮細胞部分が
真皮層に入り込む
→これが毛包の原型。肌も頭皮も同じ
(2)その後、この塊がどんどん杭状に成長し、
真皮側に深く入り込む
→この表皮細胞の集まり(塊)の外側が
毛根鞘細胞に分化すると考える方が無難。
このときの親細胞(幹細胞)は未確定
(3)真皮層と外毛根鞘の原型の接点部分が
結合組織となる
→真皮側組織
なお、外毛根鞘の成長とともに、
立毛筋細胞も成長している
(4)この杭のもっとも下部部分は、
徐々に真皮細胞を囲い込む
→毛乳頭部の誕生
(5)毛乳頭部として囲い込まれた真皮細胞が
毛乳頭細胞に分化する
(6)毛母体側の表皮細胞の一部が、
毛母細胞に分化する可能性もあるが、
既に住み着いているバルジの毛包幹細胞が
毛母細胞を作るとも考えられる。
また、この頃はまだ体基本構造を作る過程であり、
表皮細胞の塊の一部が、
毛母細胞に分化もする可能性も否定できない
2014年11月10日
元気髪(genkikami)