【元気net.TV】 第三回 学校では習わない大東亜戦争 | 北川元気オフィシャルブログ「元気があれば、なんでもできる!」Powered by Ameba

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お待たせしました!

第三回「学校では習わない大東亜戦争」シリーズ。

今回のテーマは「大東亜戦争の遠因は大航海時代」です。

※最初から見たい方はコチラから



-------前回のまとめ: 大東亜戦争は有色人種解放戦争
さて、前回はなぜ大東亜戦争と呼ばれるのか、その由来について見てきました。戦前は日本を取り巻く東南アジアは欧米の植民地ばかり。つまり、ご近所さんは皆、泥棒に乗っ取られて苦しめられていたわけです。そこで大日本帝国は、自分の国を守るだけでなく東南アジアの人たちも一緒に救い出そうとしました。日本は凄い国ですね。我々の祖先は本当に立派な方ですね。インドネシア祖国防衛義勇軍マーチには「大日本 雄々しく立てり アジアを救い 我らを守る」とあります。

-------いつから植民地支配されたのかを詳しく教えて下さい?
では、いつからご近所の大東亜さんは泥棒に乗っ取られていたのかと言うと世界史で習った大航海時代です。実は戦前の歴史書は大東亜戦争の原因については皆ここから書かれています。ご存じコロンブスやヴァスコ=ダ=ガマが新大陸やアジアに乗り出して富を収奪し始めたからです。つまり、大航海時代とはイスパニアやポルトガルが世界各地を植民地化していく大侵略時代なのです。

-------では、彼らはどうして植民地支配のやり方は?
 では、どのようにして彼らは有色人種を支配したのでしょうか。それは布教と鉄砲による支配、つまり飴と鞭の使い分けです。誘拐犯は最初は飴やおもちゃで子供を釣りますね。そして、誘い出した後は刃物で脅して言うことを聞かせると思います。それが、布教と鉄砲です。そして、植民地支配の背景にあるのは人種偏見です。それは簡単に述べると我々日本人がハエや蚊を殺して罪悪感を抱かないように、彼らの目に有色人種は映ったのです。

植民地支配  布教 → 鉄砲 ・・・背景 人種偏見

-------では、人種偏見とはどういうことなんでしょうか?
 宗教観の違いは我々日本人の想像を超えています。一例をあげると、当時ヨーロッパでは宗教改革の影響でプロテスタントが誕生しました。①太陽の沈まぬ国として覇権を誇ったスペイン王フェリペ2世は彼らに対して激しい怒りを燃やしています。そして、「異端者に君臨するくらいならば100回死んだ方がましだ」とイギリスやオランダのプロテスタントを大弾圧しております。ここまで来るとキリスト教原理主義と言った方がわかりやすいかもしれませんね。

-------有色人種は虫けら?
そして、同じキリスト教のプロテスタントですらこのような扱いですから、キリスト教徒でない有色人種などは当然の虫けらの扱いです。事実コロンブスに発見されたアメリカ大陸(西洋人から見た呼称ですが)では、それから100年ほどで人口が20分の1に激減し、アステカ王国やインカ帝国が滅ぼされています。

-------宣教師から見て悪魔とは?
この一神教を信じる彼らの感覚は日本人には理解不能です。織田信長の下にも宣教師たちが貢物をもって30回以上も通い詰めます。信長は彼等の考えを探ろうと、多数の家臣を同席させ多くの議論をしています。献上させた地球儀を指しながら、バテレンはいかなる動機から、かくも遠隔の地から日本にやって来るのかと質問したところ、宣教師オルガンチノは「日本人の魂と心を悪魔の手より奪ひてその造物主に渡さんがためなり」と答えました。
 宣教師の言う悪魔とは何のことでしょうか。それは、日本の神様や仏様のことです。事実、秀吉は九州平定の際、キリシタン農民たちが宣教師の扇動により神社仏閣を破壊している様子や日本人が奴隷として売られている様子を見てバテレン追放令を出しています。

-------どうして宣教師がたくさん送り込まれたの?
ではなぜ宣教師達が盛んに布教活動をする危険な状態になっていたのかと言えば、サビエルが本国に手紙を送り呼び寄せたからに他なりません。そりゃあ世界を植民地支配する上で、原住民に布教してコントロールできるようにする方が、本国から大艦隊を派遣するより余程安上がりですから。

 ザビエルなどの宣教師 → 日本侵略の先兵

 断っておきますが、ザビエルに恨みがあるわけではありません。彼が日本に対して評価していることには感謝しております。

-------世界史から見た信長・秀吉・家康
当時の信長や秀吉、そして家康が彼等の野望に危機感をいだき、その先兵としてのキリスト教を禁止し、距離を保った外交を展開します。つまり、鎖国です。これは植民地支配された他のアジア諸国と比べると大英断と言うことができます。インド初代首相ネルーは次のように述べています。「むしろ彼らが、ヨーロッパと殆ど交渉が無かったにもかかわらず、宗教という羊の衣をかぶった帝国主義の狼を見破る洞察力を持っていたことこそ、驚くべきことだ」

-------当時のヨーロッパは?
一方、16世紀以降のヨーロッパは戦争に次ぐ戦争です。しかも、アジアやアメリカ大陸は西洋の覇権争いに巻き込まれ植民地化されていきます。17世紀になるとイスパニアから独立戦争や30年戦争を勝ち抜いたオランダが台頭し、その後は3次にわたる英蘭戦争や産業革命、第2次百年戦争でフランスを破りイギリスが覇権を握ります、そして並行して北米だけでなくインドを拠点にオーストラリアや太平洋の島々と世界各地に支配を広げていきます。

-------世界史的に見ると奇跡の江戸時代
このように見ると、いかに日本の江戸時代が平和な時代かよくわかりますね。幕末に来日した外国人が日本に文明を伝えるつもりでやってきたが、彼らの楽しそうな暮らしぶりを見て、我々はいったい何しに来たのかと驚いています。④江戸時代は欧米の歴史学者から「パックス トクガワーナ」と呼ばれています。260年も平和な時代は世界史では存在しません。
しかし、欧米列強による帝国主義の嵐が吹き荒れる19世紀、志士たちは日本の独立を守るため必死に明治維新を行い、近代化を急がなくてはなりませんでした。