私の母親は今年の1月に老衰で亡くなった。96歳だったが、仏式表現では世寿98歳となっている。


それから半年が経って、昨日は母にとってはあの世に行ってから初めてのお盆だった。


以前母親が元気だった時には、新潟県三条市にあるお寺のお坊様が、決まってこのお盆の時期に東京に来て、何軒かの檀家の家を回っていた。私も時々は母親の家で行われた読経に参加した。


新潟県では当時も今も旧盆の8月にするのが東京では新盆の7月でやるので、いわば新潟県のお坊様の出稼ぎである。


昨日は早朝に姉の家族と私たち夫婦が母親の家だったところに集まって、お坊様の来訪を待っていた。


そして、いつものように日蓮宗の読経が流れて、その後は10月12日に予定されている池上本門寺でのお会式でお会いする約束をした。


母親は生前、こうした仏事をキチンとやる事を徹していたので今は亡くなった後だが私たちが同じようにお盆の行事を行った事を喜んでいると想像できる。


お坊様を近くの駅まで車で送った後には、近所の和式レストランから法事弁当を取り寄せて、亡くなった母親の子ども・孫・ひ孫の三代が母親を偲んで会食した。


妻が作って行ったずんだ餅とにんじんグミは、みんなに好評だった。


それから姉と私で、相続手続きについて話し合った。母親の残した財産は、自宅だったマンションと現金だが、相続税を払う程には高額では無かった。

一方で、相続者同士の姉と私の財産分割の協議は、遺言書が無いので、話し合いで決めるのは、二人の意思がしっかり反映した結論に到達出来た。後日に姉がその内容を記載した文書を作成してくれるだろう。


お盆に参加してくれた姪一家の二人の幼児たちとは、とても楽しい時間を過ごせた。


南妙法蓮華経。


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