私が高校でバスケット部入部をしてから50数年が経っているが、その当時から日本の高校大学社会人プロと多くのバスケチームに広く共通にはびこっている幾つかの「迷」解釈めいた表現がある。


迷解釈1:ファールをもらう

団体競技かつ球技スポーツには、バスケの他にサッカーやラグビーやハンドボールやバレーボールやテニスや卓球などがある。

どれも激しいスポーツだが、バレー・テニス・卓球は「ネットを挟んで向き合う」ので相手選手との身体接触は無い。ラグビーはタックルが当たり前なので文字通り格闘技だし、バスケやサッカーも激しい身体接触が当たり前な競技だ。


これらの身体接触には「ルールに添った合法的な接触」と「ルールに違反したファール」があるが、その中で非合法のファールをされた時に日本のバスケだけは「ファールをもらう」と表現して喜ばしい事と考えるのだ。


迷解釈2:ナイスファール

前述のファールは、反則なのでペナルティが課せられるが、バスケではファール行為は常に好ましく無いのでは無く「ナイスファール」と言って、相手プレイを止めるための「戦略的な行為」だと考える状況がある。中には「ファールゲームに行く」などと表現する事もあるほどだ。


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