昨年1月に、それまで13年間乗り続けていたお気に入りのエスティマハイブリッドを買い替えして、色んなメーカー車を検討した結果、ホンダのステップワゴンエアーに決めた。当時新車をオーダーすると納期は「1年以上先」と言われていたが、結果的に「6か月待ち」で昨年7月に新車が我が家に来た。


それから半年が経って、時には銚子とか成田への遠出もしたが、大抵は近所の買い物で使っている。


13年ぶりに新車に乗ると、最近では当たり前になってきた「安全運転機能」に驚かされる。道路の車線を少し跨ごうとすると運転画面に警告が表示され、ハンドルも自動で元の車線に戻そうとする。


これが居眠り運転の時なら「自動で戻す」のは好ましい機能なのだが、実際には路上駐車している車を避けようとすると車線を半分跨ぐしか無いがそんな時にも「ハンドル自動戻し機能」が作用して、まるで凍結道路でのタイヤスリップのようにハンドルが取られてしまい、とても危険で、安全運転機能どころでは無い。


この安全運転機能の誤作動は、今のハイテク自動車レベルの賢さでは判断できないから困っていたらディーラーの人から「面倒ですが、ウインカー出せば、車は意図的な車線変更だとわかるので安全運転機能は機能しなくなる」とのアドバイスだった。


なんだか、4歳なりたての孫娘が「いつもママがやってはいけない、と言ってるよ」と杓子定規に注意してくるのとおんなじだな、と思った。


それからは、周囲に全く他の車がなくても、路上駐車回避の車線変更ではウインカーを出している。


上手な患者の振る舞い、上手な介護の受け方、安全や便利にはそれを効果的に活用するやり方があるものだ。


言わないと通じない最近のご時世と今のハイテクとは同じだと思い込んで、これからは郷に入らば郷に従う。トホホ


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