はいさい!「琉球ナビゲーター」の儀間です。
今度の水曜日、9月4日はその語呂から「クース(古酒)の日」です。
3年以上熟成させた泡盛のことを「クース」と呼んでいます。
泡盛は寝かせば寝かせるほど風味に深みが増すと言われています。
古酒は「仕次ぎ」という方法で作られます。
それは、定期的に泡盛の新酒を入手して、それを素焼きの陶器である「甕」で保管します。
一番古い甕の泡盛を飲んだら、次に古い甕から泡盛を次ぎ足します。
そしてその甕にその次に古い甕から継ぎ足します。
このように新しい泡盛を加えることによって甕の泡盛は活性化し、さらに深みを増していく効果があるそうです。
戦前の旧家では五、六個の甕を用意して古酒を育てていたそうです。
現代の家庭でこのように古酒を育てるのはさすがに大変だと思いますので
「沖縄県酒造組合」のホームページを参考に、簡易的な「仕次ぎ」を考えてみました。
まず、最初から甕入りの泡盛3年古酒1升用意します。この時注意するのは出来るだけ度数の高いものを準備してください。
同時に同じ3年古酒の一升瓶を用意します。購入年度を直接瓶にマジックで書き留めておいてください。
甕入りの泡盛はお正月や結婚記念日など特別な時に1合程度飲んで
日常はこの瓶詰の泡盛から飲みます。ただし2/3程度は残してください。
1年後、瓶詰の泡盛から甕の減った分を補充します。この時、新しい瓶入りの3年古酒を用意し、ひとつ前の瓶を減った分を補充します。
この繰り返しです。
甕だと場所もとりますし、きちんと密閉されているか日々確認するのも大変ですが、瓶だとそのあたりが楽です。
それでも、毎年瓶の泡盛を購入するとなるとやはり場所をとりますので、
まぁ最終的に甕に泡盛が満たされた状態を維持できればいいやぐらいの軽い気持ちで育てていくのが良いかと思います。
10年もすればこの甕の泡盛はあなたの宝物の古酒になるかと思います。
自分の泡盛を育ててみませんか。
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