帰宅してからたった10日で…⑨ | ここから青空

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25日

 

一晩泣いて 意を決して 早朝 夫にLINE

 

病名に衝撃を受けたことを正直に伝え 後悔も伝え

それでも 在宅看護の方向で 話を進めていきたい旨も伝えた

 

夫からは その可能性を探れるならばありがたいとの返信

それから 個室を利用したいとも返信

 

9時になるのを待って 病院に電話をして 個室利用を申請した

 

 

その日の午後に届いた夫からのLINEは

嬉しい反面 恐ろしかった

 

心地よく呼吸できている

ステキな休日の昼寝気分

本当に不思議な気分

こないだ庭からお日様を3人一緒に観た日が輝きながら見えます

長女わんこも一緒にいる感じです

ふんわり気分です

 

読みながら 泣いた

死期が迫った人の辞世のことばのように感じてしまって

怖くてたまらなかった

このまま死んでしまうんじゃないかと思った

怖くて じっとしていられず 用事もないのに病院へ向かった

 

病棟に着くまでもドキドキしていたが

ナースセンターで 名前を告げると スタッフが教えてくれた

「今 午後の検査に行っています」

あ~ 生きてる ほっとした

 

一応 ひげ剃りを届けるという口実は作ってきたので

荷物を預けて 会わずに帰宅した

 

 

夕方に夫から 個室に移動したとLINEが届いた

部屋は広くて 窓があって 山並みが見えて快適だと喜んでくれた