お別れ会 | ここから青空

ここから青空

日々の暮らし 身近なできごと 大事な思い

あまりに突然すぎて 本人の思いがわからない中で

義姉と相談して 取り仕切った葬儀

 

● 近しい身内のみの家族葬

● 僧侶なし 通夜なし 豪華な祭壇も使わずのお別れ会 (宿泊設備つきの通夜会場を通しで借りた)

● なので 喪服ではなく平服での列席を希望 判断基準は 故人が見慣れている装い

 

 

居住地域の葬儀の一般的流れが 納棺・通夜→火葬・拾骨→葬儀・告別式→灰寄せ(会食)

なのを

慣れ親しんでいる関東風の順にしてもらい

納棺→葬儀・告別式→お昼ご飯をはさみ→火葬・拾骨

とした

 

会場には夫が最期に聴きたがっていた B'z  をかけて

窓際に 愛用のギターやリュック ジャズナンバーのコードブックなどを並べ

あとは 前日にミニアルバムを作り(我が家はわんこの写真は豊富だけど人間は少なくて、探すのに苦労した)

 

それから これも前日に書いて印刷した “通院歴 および 入院から亡くなるまでの記録”を

配置

これは 私が 夫が亡くなるまでのいきさつを 何度も話すのがしんどくなったために思いついた

突然のことなので、なぜ?どうして? どんな?って誰もが知りたいのは当然

でも聞く側は1回でも 話す私は 複数回になり 

「心臓が止まりました」で終わる 悲しい話を 何度もするのがしんどくなっていたから

 

読んでください で すむ この方法は 私の気持ちを軽くした

皆さん じっくりと読んでくださって 納得もしてくださった模様

 

納棺では お気に入りの服や帽子 水着を入れた 

長女わんこが迎えにきたときに 今の姿では見つけれれないから

お互いの目印になるように 10年ほど前の ふたりの仲良しショットの写真も入れた

旅の食料は おむすびと韓国海苔とスイカと日本酒とチーズケーキ

 

納棺したあとも 出棺まで 蓋ははずしておいてもらえたので

食事をしつつも 誰もが 夫の元に行っては 焼香してくれたし 触れてくれた

いとこは「酒 飲ませてきたよ」と言っていたっけ

 

 

午後1時過ぎに出棺

火葬場着

葬儀は平服にした旨を伝えた際に 葬儀社の担当者は「火葬場では目立つかも」と心配してくれたものの、実際の当日その時間帯の火葬場利用は、うちだけだった

この地は火葬→葬儀の順序的な関係で午前中が混むみたい

 

喪主の手続きで ひとり最初に呼ばれて 火葬炉室に戻ったときに

用意されていた骨壺を見たときの第一声は 「こんなに大きいんですか?」

想像を超えるデカさ

そして 名入り 

カバーは金地

 

でも 出てきたお骨を見て 納得

太くて 立派な お骨だった

数週間前見た 義母のそれとは まったく違い がっしりとした骨だった

 

大きい壺に ぐいぐい押されて やっと 入った

 

持たされたとき 重かった

 

そして 帰宅

 

ここまで一緒に過ごしてくれた 義姉一家や妹一家と母は

一休み後に それぞれ帰途へついた

 

こんなんで良かったのかな?と思いながらも

丁寧に送ることはできたと思う

泣かずに しっかり 務められました