地球の平和を守る人 | ここから青空

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日々の暮らし 身近なできごと 大事な思い

週3で動物病院に通院するようになって

その内容が、チューブ挿入口の確認と消毒という

病気の診察や治療ではなくて、メンテナンス系のことなので

先生が作業しているときに

世間話や雑談が増えてくる

 

あ、当犬の様子もちゃんと伝えるけどね笑

 

 

 

コロナのせいで

院内の待合室に入れるのは呼ばれた患者と飼い主だけになって久しい

 

最初に院内の受付表に名前や来院目的等を書いたら

フードコードで渡されるような呼び出しベルを持たされる

それが鳴ったら順番が近づいた合図なので、待合室に入れる

 

 

 

でもたまに

先生も看護師さんも忙しくて、受付に誰もいない時もあって

その時には、ほとんどの人は、受付表に記入だけして、車の中で待っている

そうすると手が空いたときに看護師さんがベルを持って来てくれるから

 

 

 

 

前説が長かった

 

 

とある日

 

ベルで呼ばれて待合室にいたときに聞こえた獣医師と看護師さんの会話

 

獣医師:この受付表にある〇〇さんって誰?

 

看護師:わかりません、駐車場探してもそれらしい人いません

 

 

順番が来て診察室に入って処置してもらっているときに尋ねた

 

名前だけ書いていなくなっちゃった人がいるんですか?

 

あー、そうそう、名前に心当たりないし、連絡先も書いてないし

一瞬のすきに、名前だけ書いて忽然と姿消しちゃって

地球の危機を救いに行っちゃったんじゃないのー

 

その人、私のいる間には戻って来なかった

 

 

 

2日後の通院時、聞いた

 

地球防衛軍の人、無事に帰って来ましたか?

 

来た来た

でも、西島秀俊みたいな人を想像してたのに、

かなりのおばあちゃんだった

 

先生の話しによると、その方は

 

最近ペットショップから犬を迎え入れて、その際に

「しばらくしたら△△っていう薬を病院でもらってください」っていわれたからって

薬を買いに来たんだって

受付のシステムがわからないから、

名前だけ書いて

後でまた来ようと思って、買い物行っちゃったんだって

 

初診になるからカルテにも見当たらないし

そのときにも犬は連れてこないで薬だけもらうつもりで来ていたので

まずは犬を診察してカルテを作るところからしないと

薬だけなんて出せませんって説明した

 

 

 

 

その後の展開は不明

 

 

地球の平和と同様に

迎え入れた新しい家族との生活を守ってくれますように