「最近、洋服やさんで声掛けられると、もう中で見られなくなるんだ~
なんかウルサイな、なんて思っちゃう」
と、漏らしたら
いつも一緒のあの人に
「それは、よくない歳の取り方をしているのじゃないかな。以前だったらmatuちゃんは
お店の人にやさしくねって言ってたのに」
と言われました
なんかとっても心に深く深く来ました
傷ついたというか、なんか自分に対して嫌な気分がしたのです
それからしばらくして、私は新しい美容院に行きました
そこは、モデルさんや芸能人を手掛けているサロン出身者だけでオープンしたという
なんとも「今」なサロンでした
そういうところって、やっぱり「今」な感じに仕上がります
指名した担当者は、大人気サロンのNO1だったそうで、自信満々です
仕上がりのカットは、私けっこう気に入ったんです
また行きたいぐらいに
でも、カリスマさんはシャンプーの仕方も雑、お湯とかすっごい熱いのでてきて
初めて美容院で「熱すぎるんで・・・」といっちゃった
(関東人はかゆいとこあっても言わないのがルールなのにね笑)
さらに、ドライヤー
耳焦げるかと思った
でも、しばらくは我慢したの、でももう耳やられると思って
「熱っ」って言った(笑)
カリスマさんは終始、自分の動きに酔っているので
動きが自分主体なのです
自分がかっこいいと思っている動きなんだろうな
「どんな風にしたいの?好みは?」とかすごいチャライ感じで聞いてくるんだけど
何か言うと、「それはこっちの問題で、関係ないんで~」とか
言われ
笑顔一切ナシ
私は会話をすぐさま投げ出したかった
でも会話しなきゃ
ほんとは、最初座った段階で帰りたいぐらい気が合わないと思ったよ
でも
「これが、よくない歳の取り方なのかも」って何度も頭をよぎった
よぎりながら、2時間半
どの会話ダメ
上から目線の会話に
むっとする→心持ち直して会話に取り組む無限ループ
さらにカラーのアシスタントさんも、ものすごい感じ悪い
無表情で、会話ほぼ全否定される(笑)
トレンドとは、そんなに偉いものなのか
帰り際
「俺、ネットで予約取りにくいだけどお、LINEか電話してくれれば取れるんで~」
取れるのかいな
(さすがにつっこめる隙もみじんもなかった)
帰ってからも
私の葛藤は続く
ヘアスタイルは気に入った
美容院とかサロン系は土地柄のスタイルの特性が出るので
地元でカットするのとは明らかに違う
だから好みに出会ったら、続けてみたい
でも、それにはこの「トレンド」をつくっているであろう
ショップ店員系の人達のノリを
ムカつかず、受け入れる必要がある
もう今のトレンドは、自分の世代でないのだから
それが乗り越えられなければ、手に入れられないものがあることもわかる
私は、よくない歳の取り方をしているのだろうか
何かに頑なになっているのだろうか
どうせトレンドなら、このくらい嘘でいいから明るくしゃべっておくれよお