やるかやられるか | マツゴト

ルンバとの会議を重ねてなんとか
お互い歩みよろうとしている私


ルンバ過去記事


いつも一緒のあの人が名言を言った
「掃除機を自分でかけるときは、
掃除機をかけながら物は都度どかすでしょ。
ルンバはそれが自分でできない、だから同じようにルンバを起動させる前に物をどかしてあげることはしなければならない。
これはルンバとの協力だよね。」





なるほど、言うとおりだ
私には相手の立場に立って考えることが出来なかったようだ




よし、ルンバよ
イスも最高のポジションに配置したぞ
ラグも、布ものもひきづっちゃう系は上にどかしたぞ
コンセントも邪魔だろう



さあ、ルンバよ思う存分
ガーガー言えばいい


お気に入りのルートがあるらしく、そこでばかりクルクルしている
私には見えているゴミがルンバには見えていない

目が見えないのだから、私の焦りとはウラハラに、
そこを通りかかるまで、そのゴミは吸い上げられない


あたりまえだ


ルンバの気持ちになって、私はガマンをおぼえた
目が見えないことへの気づきでもある
ヘレンケラーの話を初めて読んだ日のことを思い出した



「ウォーター」という文字を書く代わりに
私たちは共に「ほこり」という文字を覚えようではないか
ルンバとは便利というより、勉強教材である気がしてきた


ルンバに掃除の特訓をさせながら、
私は洗濯をしていると
遠くでルンバが呼んでいる



大好きな場所をグルグルしていたら、
ベランダから落っこちて
助けてくれと言っている



だーかーらー

そこは危ないって言ったでしょ



とあるところで、誰かがこんな事を言っていた
片づけとは「カタをつける」こと。



ルンバよ
私たちはどうカタをつけようか