運動会の季節と言えば | マツゴト

歳の離れた私の姉は私と真反対の人

誰が文句を言おうが(←いちいち言わないね)
どんなに世に美魔女が現れようが

私の中では世界一のいけてる女

何が真反対かと言うと
姉はとにかくスポーツが得意
そして、勉強熱心でどんな仕事をさせても必ずトップとってくる

最高にいけてる女
長女の鏡である

私が楽器なんぞをのんきに弾いているのと違い
仕事をフルタイム以上にしながら
毎週ソフトボールの試合やら、
審判やらをしてアクティブに活動する

それでもって、3人の子供たちを
育て上げた
どえらい体力の持ち主
そう、休まない女
(ソフトールルールブックでは、
審判で活躍中なのでよろしくー
はい、皆さん見ませんね~)





そんな姉だが
遠い日のある日私の運動会を見に現れた

私はいじめられなかったの嘘でしょーー

と言うほど、走るのが遅い
おそらく、いじめるのをはばかるほどかわいそうに映ったか、
いじめたら恐ろしいことが起こるほど怖かったか
私が鈍感で気づかなかったか
いずれにしても真相は闇の中だ
(姉の意見は、哀れすぎたのだろうだけど

姉は言う
「走りの時 matuちゃんだけスローモーションなんだけど、
あれ何が起こったの


・・・・・・・・・・・・・・・・・全力疾走です



これだけ遅ければ、写真も撮りやすいだろうと思うのだけど
もちろんそんな、つまらない子供の写真など撮るはずもなく
一枚も存在しない
家族の皆よ、私の未来にいまわしき記憶を残さずありがとう


走るのだけでない、ボールだって投げられない
ソフトボール投げでは測定範囲外だ
測定係りの男の子は嫌な顔ひとつせず、私の番になると
matuちゃんここまででいいぞと言ってくれた
(お前は今頃、会社でいい上司になっていることだろう)


そんなやつほど、ドッチボールは最後まで残るって
これどこの学校でもあるでしょ
残ったところでボールをとれるはずもなく
いつまでゲームをしたらいいのやら



しまいには、学生生活の最後は、
体育の授業自体が免除になった

もはや、いじめの次元など超越したmatu

姉は言う
「体育の免除って・・・  なぜ卒業できたの


このダメ運動神経のおかげで私は
すこぶる社交術を身につけたのだ
体育を免除させるまでのスーパー交渉術だ
もちろん赤点なんかつけさせるはずがない、
私はまんまと普通の成績で卒業した

免除になった私をとがめる生徒もいない
言うまでもないが、
そんなくだらない理由でいじめにあったこともナイ


出来ないこと、苦手なことは誰にでもある
悩むのはそこではない、
皆と同じ方法で出来ないならば違う道をさがそうぞ
頭を無駄に使うな

matuからの愛のメッセージでした