ピントを合わせる位置について | kaz珍道中 〜アラフィフ通信大学生&日本語指導員〜

kaz珍道中 〜アラフィフ通信大学生&日本語指導員〜

アラフィフから日本語教師を目指して大学生(通信制)になる。
2021.4月、文学部(日本語主専攻)へ3年次編入学、2023.3月卒業。
2023.4月、年少者について更に学びを深めるため、教育学部へ入学。
同時に小学校で日本語指導員スタート。

私は保険適用の単焦点レンズを選択したのだが、患者のライフスタイルに合わせて裸眼で見える箇所を1つだけ決める。

ライフスタイルというのはつまり、運転が多く遠くを裸眼で見る方がよいなら遠くに、PCやスマホを使うことが多く、手元を裸眼で見えるようにするなら近くに、といった具合だ。

また、近視のあるなしも位置決定に影響する。

たとえば近くをよく見えるようにした場合、近視がある人は馴染みやすい。

なぜなら、近視はもともと近くがよく見えるのだから、術後に遠くを見る時に眼鏡をかけることに抵抗がない。

術後の変化は、その見える範囲に大きな違いがあることと、眼鏡のレンズが薄くなるということだ。

これについては別の記事で後述する。


近視がなく、裸眼で遠くも近くも見えていた人が手元にピントを合わせた場合、違和感が大きいだろう。

なぜなら、遠くが見えないという経験をしたことがないからだ。

今まで裸眼でテレビを見ていた人が、眼鏡が必要になるので、逆に不自由さを感じるだろう。

だからこの場合は、遠くにピントを合わせるほうが元のライフスタイルに近くなる。

手元が見づらくはなるが、白内障手術を受ける年齢は大体の方が加齢による老眼が始まっているので、その程度の差こそあれ、「近くにピントが合いづらい」「細かい文字が見えづらい」ことのほうが自然に受け入れられ、老眼鏡使用のほうが適していると思われる。

ただこれは、個々人によって状況や考え方も様々なので、事前によく相談・検討されるとよいだろう。

ちなみに知人で近視のある方が片眼だけ手術をしたのだが、もともとコンタクトを使用しているので、コンタクトをする目と合わせるために、手術したほうの目も遠くにピントを合わせたそうだ。

そうした色々なケースがあることだろう。




以上を踏まえて、私は近くにピントを合わせることにした。


前の病院

「遠くか近くかピントを合わせるんだけど、大体このへん(手ぶりで手元あたりを示す)が見えるほうがいいよね?近くに合わせたらパソコンとか裸眼で見えるようになるしね」


紹介先

「ピントの位置を合わせるのに、遠くか近くか決めてもらうんですが、近くで大丈夫ですかね?」

「手術によって近視を全部とっちゃうこともできるんですが(つまり遠くにピントを合わせる)、そうすると近くが見えなくなるので、少し近視を残しましょうかね」


どちらもこのようなアバウトな説明だったので、まあ大体の方がその先生たちの言う「近く」を選択するんだろうなと思って、私も細かく聞かなかった。


しかし、両眼の手術が終わった直後、私はその「近く」に違和感を覚えることとなるのだ。