こんにちは。

ただのおばさんです。

 

小説家の佐藤愛子先生のエッセイを映画化した『九十歳。何がめでたい』を観てきました。

昔、佐藤愛子先生の小説にハマっていた時期があったことと、

佐藤先生を演じた草笛光子さんも90歳ということで、その演技を見てみたかったのです。

 

映画館に入ると、あれあれ? いつもの映画館とは違うぞ。と思うただのおばさん。

客席には、おじいちゃんおばあちゃんがずらり。

もしや老人会のツアーなの?と勘違いしそうなほど、ずらり、でした。

 

映画の内容は、想像通りでしたが、

草笛光子さんの演技に、ただのおばさんはムネアツ。

90歳、、、美しい。貫禄。優しい。オーラがすごい。これが女優魂か、、、。

笑いどころの間も素晴らしくて、素直に笑い、素直に泣きました。

 

老人会のみなさんも、わははは! 大いに笑い、大いに泣き、途中、携帯電話も鳴る始末。

でも、誰も怒ったりしませんでした。

 

ただのおばさんは、以前、映画を見ながら大いに泣いていたところ、

3席くらい離れたところから、神経質おばはんがやってきて

「鼻をシューシュー鳴らさないでください」と注意されたことがあります。

1年位前の出来事ですが、いまだに思い出して大いに怒りを感じています笑。

 

ちょっと話がずれますが、ただのおばさんは新婚旅行でベトナムに行って、

ベトナムの映画館で『ITイット “それ”が見えたら終わり。』を観ました。

上映中はずっと客席はざわざわしていました。

女の子が、服を脱いで崖から湖に飛び込むシーンでは、

女の子が服を脱いだ瞬間に客席では「ひゅ~~~~~~!」「ふぉ~~~~!」という歓声があがりました。

なんて面白いんだ!! と思いました。

 

日本の映画館は神経質すぎますよね。

上映前に唇の分厚いおにぎりみたいな形のやつらが「ノー!トーキング!」とか「ノー!イーティング!」とかやりますけど、

もっと自由でいいんじゃないかなって、いつも思っています。

 

てなわけで、話を戻します。

 

九十歳、何がめでたい。では、最後に「佐藤愛子先生は2023年に100歳になりました」という文字が出て、

老人会のみなさんは「へ~~~~」「ほ~~~~」「すごいね~~~~」と大いに声に出して感心していました。

客席の反応も含めて素敵な作品だなって、思いました。

 

ただ、編集者の役を演じた唐沢寿明さんだけは、今まで見た中で一番、変でした!! 

 

それも含めて、生きてるって愉快だな、と思ったただのおばさんでした。

 

草笛光子さん、美しいですね。