こんにちは。
ただのおばさんです。
時代劇を愛する映画部所属の女子高生が、
未来からやってきた少年と映画を撮影する青春物語。
「サマーフィルムにのって」を観てまいりました。
もう、もう、もう。
輝きすぎて、幸せ過ぎて、青春過ぎて、ほろ苦すぎて、
一生懸命すぎて、若さがいっぱい! 全身を使って走れる!
どうしてただのおばさんは、
女子高生じゃなくて、映画部じゃなくて、ただのおばさんなんだろう。
この映画部のみんなと同じ空間に存在したい。
助監督役で登場させてくださいっっと思うくらい、
感情移入していい気持ちになる映画でした。
眩しすぎて、ぼったぼた涙流しながら観ました。
主演の伊藤万理華さんは、いまさらただのおばさんがここで書くことじゃないですが、
「い・つ・ざ・い」ですね。ムカデ人間の「つ・な・げ・て・み・た・い」風に言いました。
とにかく最高でした!
今年観た映画で3番目に面白かったです!
幸せな余韻にしばらく浸っていたかったのですが、
一緒に観た夫のただのおじさんが「ドントブリーズ2も観たい」というので、
しぶしぶ、直後に観ることにしました。
しぶしぶチケットを買い、
しぶしぶ客席に座り、
しぶしぶポップコーンを口に運びしぶしぶコーラをがぶ飲みするただのおばさん。
しぶしぶ、しぶしぶ、していたのですが、
映画がスタートすると、前のめりに!!
強盗を企てた若者3人が、盲目の老人の家に忍びこんだけど、
盲目老人が信じられないくらい激強で
暗闇の中でこてんぱにやられるという前作。
あれから8年後。老人は一人の少女の父親になっていました。
そして今回も、老人の家にやばい奴らが忍び込むのですが……。
もうもうもうもう!!!
やはり盲目老人は激的に強いし、
今回は、少女を助けようとしていて……。
あれ? これは?
ホラーではなくて、ヒーロー物語ではないか?!
いつの間にか老人を応援しまくるただのおばさん。
さいっこうに面白かったです!
すっきりすかー!っとしました。
今年観た映画の中で4番目に面白かったですwww
その後、「サマーフィルムにのって」の時代劇好きな女子高生に感化されたただのおばさんは、
「座頭市物語」(4K修復版)も観に行きました!
実は、座頭市物語を始めて観たただのおばさん。
おいおいおい~~~~!
かつしんってこんなにカッコよかったの~!?
知らなかったああああ。ただのおばさん日本人失格!
目を閉じながらこんなに感情を豊かに表現するなんて、、、。
そして、激強!
・・・・・・・あれ? 盲目といえば……。
激強!!!
激強!!!
予期せぬ盲目戦士の連続でした。
座頭市物語は台詞もすごくよかった。
とくに市に惚れちゃう、たねさんの
「私、あなたの杖になって一生苦労します。あなたのような人が好きなの」
という台詞が印象的でした。
「一生苦労します」なんて。
そんなプロポーズ聞いたことがありますか?!
普通は、
「幸せにしてください」「楽させてください」「3食昼寝付き、おやつ付き、晩酌付きでお願いします!」
「家事は分担でお願いします」
「年に1回は海外旅行に行きたいです」「週に最低1回は外食に行きたいです」
「家計は私が管理しますからね。あなたのお小遣いは月1万円でお願いします」
「浮気相手のことは私と同じ名前で呼んでください」「友達の誘うパーティーにはキレイで行かせてください」(古い歌!)
「手伝うよってなに? 家事や育児は女性だけの仕事だと思ってんの?」(話違ってきてる!)
ですよね!(偏見がすごい)
ただのおばさんなんて、
ただのおじさんが、ご飯のあとの食器を食洗器に入れてくれないたびにぷりぷり怒って家出をもくろみます。
ただのおばさんに、たねさんの爪のあかを食わせろ!って感じですね。
ちょっとだけ反省。
とにもかくにも、連続で素晴らしい映画に出会って幸せ気分。
3作を観て、ふと高校生の時のことを思い出しました。
自転車に乗っているときのこと。
ものすごい睡魔が襲ってきたので、たぶんいける!と何故か思って目を閉じたただのおばさん。
案の定、そのまま田んぼに突っ込んで泥だらけになりました。泣きながら家に帰ると、泥だらけのただのおばさんを見た母が大笑いしていたなぁ。
眩しい青春や盲目戦士とは程遠いただのおばさんなのでした。