こんにちは。

ただのおばさんです。

 

まあまあでかいTSUTAYAで「くだらない映画」を探すただのおばさん。

「くだらない映画」を観ることで、

少しでも自分の人生のくだらなさから逃避したかったのです。

 

ただのおばさんは自然と「ホラー映画」のコーナーへ……。

実は若いころのただのおばさんは、ホラー映画はB級。ホラー映画はおもんない。ホラー映画は意味がない。

と、ちゃんと観たこともないくせに決めつけているクソヤローでした。

 

さてさて。

そんなおろかなただのおばさん。

ホラー映画コーナーにて。

 

『ローズマリーの赤ちゃん』

これは、巨匠・ロマンポランスキーの名作じゃ!

妊娠した女性が必ず抱く不安。

我が子は健康に生まれてくるのか……。

1950年代末ごろから売られていた睡眠薬が

その不安を増大させ、

実際に、世界で1万人近くの子供に被害があったと言われているそうです。

そんな背景をもとに作られた作品。

これじゃ、くだらん気持ちになんてなれないっっ。名作すぎっ!

 

『ザ・フライ』

これまた巨匠・クローネンバーグの代表作。

物質転送装置を発明した博士。

実験の最中に装置の中にハエが紛れ込んでいたことで、

ハエと同化したハエ男になっちゃうという間抜けな話。

実にくだらなく感じるのだけど、

もうほんと面白いし、笑っちゃうし、最後は悲しいし、マジで泣きますし、目が離せないです。

ここで描かれるアクシデントは一説によると、エイズをモチーフにしていると言われています。

 

ちがうちがうっっ。

ただのおばさんが観たいのは、

これじゃない。これもめちゃめちゃみたいけど今日は違うっ。

さらに足を進めていく、ただのおばさんでした。

 

しつこいけれど、#4に続きます。