こんにちは。

ただのおばさんです。

 

ただのおばさんは、映画を観るのが好きです。

昨年の緊急事態宣言のときには、家に閉じこもりっぱなしで一カ月で80本観ちゃいました。

 

暇!!

 

そんなただのおばさんが特にスキなジャンルは、じゃーん!

ホラー映画です。(次にインド映画)

 

10年ほど前の年末のことでした。

その年、ただのおばさんは家族との折り合いが悪く、

生まれて初めて実家に帰らず、ひとりで年を越すことになりました。

 

生きていても嫌なことばっかり。

世の中の人たちが家族や友人や恋人たちと、たいして美味しくもないおせちを食べて、紅白を見て、K1見て、笑ってはいけない見て、

そば食って、タコ上げて、餅がのどに詰まったとか、掃除機で吸い取れとか、だからお餅はゆっくり食べてって言ったじゃないのと呆れて、

親戚からもらったお年玉が1000円でケチだ貧乏だと大騒ぎしているときに、

ただのおばさんだけが、たった一人。そんな気がしてしまったただのおばさん。

 

寂しい……というよりも怒りでいっぱいになっていました。なんてくだらない境遇なんだ、と思いました。

 

こうなったら、年末年始はとにかくくだらない映画を観てやろう。ふと思いつきました。なぜか。そう思ったのです。

 

「ショーシャンクの空に」みたいな映画で号泣するなんてまっぴらごめん。

是枝監督の描く家族映画で、家族に思いをはせるなんて金輪際無理!

「最強のふたり」みたいな映画で、友達っていいな~なんて気持ちになるのはノーサンキュー!

「恋人たちの予感」を観て、今のメグライアンはどうなってんだ!って思うのはいいけど、

気づいていないけど、本当に大切な人って案外近くにいるものよ、なんて思うのはくそだ!

クリトファーノーランの難解な映画を観て、「意味が分からん!」となるのは、論外!!

ヒーローも嫌だし、説教も嫌。歴史からなんて目を逸らしたいし、ラブロマンスなんてぶっ飛ばすぞ!

 

ってな気分だったのである。

 

なにその語尾!

 

というわけで(どんなわけ?)#2に続きます。

 

レストランで「女ってオーガズムの演技できるのよ」と言ったメグライアン。

「わーお、いえす、いえす」と、オーガズムのふりをします。

店中のお客がメグライアンに注目。

近くの席に座っていたおばあちゃんはこの後、

店員さんに「あの人と同じものを」と注文するという名場面です。

『恋人たちの予感』。大好きな作品の一つです。