こんにちは。

ただのおばさんです

 

ただのおばさんは数日前からかかとが痛むようになりました。

ただのおばさんの年になってくると、

その痛みが放っといていいものなのか、

お医者さんに行ったほうがいいものなのか、なんとなくわかってきます。

 

ただのおばさんは思いました。

この痛みは、お医者さんに行ったほうがいいような感じのやつだ!間違いない!

 

でも、ただのおばさんは行きつけの整形外科がありません。

1から病院を探さなければなりません。

整形外科はただのおばさんが住む町には選びきれないくらいいっぱいあります。

いったいどこに行ったらいいの????
 

そこで、口コミでよい感想が届いている病院に行くことにしました。

さっそく口コミをチェック!

 

とある病院の口コミ。

「足の病気なのに乳がんの検査と称して胸を揉みしだかれた!この町から出て行け!」

 

とある病院の口コミ。

「先生がやくざみたいな口の利き方をする。怖い。診察中に泣きました」

 

とある病院の口コミ。

「とにかく受付のスタッフの態度が悪い。みんなずっとネットサーフィンしている」

 

とある病院の口コミ。

「太り過ぎだから足が痛くなるんだよ!少しは痩せろ!この豚が!と言われた」

 

うぬ。

もちろんいい口コミもありますが、

どうしても悪い口コミのほうが強く印象が残ってしまいました。

口コミってどこまで信じていいんでしょうか。

しかも悪い口コミは上記のようなにわかに信じられないようなことがイキイキと書かれています。

 

最終的に行き着いた病院の口コミ。

「いつも混んでいます。先生の声が大きいです」

「混んでいて座れません。先生は体育会系で声が大きいです」

「アットホームでいつも混んでいる医院です。先生は声が大きいけど悪い人ではありません」

 

どれほど先生の声が大きいのか。

混んでいるなら人気ってこと?

実に興味深い。

 

治療についての情報はなにも書いていませんでしたが、

悪口がなかったのでこの病院に行くことにしました。

 

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口コミ通り、先生の声は大きかった!

ほかの患者さんの診察の内容が待合室に響き渡るほどの声量でした。

 

「ただのおばさーん」

 

先生から大きな声で呼ばれました。

診察室に入って、ただのおばさんは驚愕しました。

先生は、ドラえもんのキャップをかぶりながら診察していたのです。

 

その情報は口コミのどこにも見当たらなかった……。

もし書いてあったらここに来ていたかどうか……。

 

今、口コミに「先生は声が大きくてドラえもんのキャップをかぶっています」と書くかどうか迷っているただのおばさんでした。