今年年初から5月にかけて、異常な高騰を続けた住宅用輸入木材

ですが、5月6日につけた最高値1670ドルから暴落を続け、昨日の

終値は456ドルと、ようやく今年の値上がり分をすべて解消しました。

 

ただこれは先物の話。

現在実際に私たちが購入している木材は、いまだ高値が続いて

います。

というのも、木材に限らず原材料などの輸入価格というものは、

1年に4回、クオーター(3か月)ごとに取引価格が決定する仕組み

になっており、今はまだ2021第4クオータの価格で輸入した分が

日本国内を流通しているから、現場ではまだ高いというわけです。

この先物価格の影響が出てくるのは、おそらく9月(2021.1th.Q)

あたりでしょうか?

加えて、現物価格は先物市場のように一気に価格が下落しない

でしょうから、来年4月ぐらいまでにかけてゆっくり下落し、その後

先物の最高騰がなければ、落ち着くということになると思います。

 

いずれにせよ、一刻も早い価格安定が望まれるところです。