「哀しき獣」や「哭声」(コクソン)の、ナ・ホンジン監督長編デビュー作、「チェイサー」を久々に観ました。

主演は、その後現在まで映画に出まくることになるキム・ユンソク。変態犯人役はこちらも大活躍中のハ・ジュンウ。

そして、注目すべき天才子役キム・ユジュンちゃんが愛くるしいのなんのって。

ストーリーは、ソウルで実際に起きたデリヘル嬢連続殺害事件をベースに、デリヘル店の経営者で元刑事のジュンホ(キム・ユンソク)が、連続殺人の変態犯人ヨンミン(ハ・ジュンウ)を追いつめてゆくサスペンスです。

この映画何がすごいって、第一には「チェイサー」というタイトルに象徴される追走シーンや、ヨンミンとジュンホの超リアルな格闘シーン。

ハリウッド映画にありがちな現実離れしたアクションとは違い、長回しで撮影された本気の長距離走や、これマジでやばいんじゃない?と心配になるほどのリアルな格闘シーンは必見です。

第二には、韓国映画の特徴である気が重くなるような題材。貧しい被害者たちの生活や、悲しすぎる殺害方法。

第三に、犯人ヨンミンの狂いっぷりです。もうほんとに憎たらしいし怖いです。

そして最後に、意外と見落としがちなユジュンちゃんの健気な可愛らしさと、天才っぷり。

狂気と情とリアリティー、名作です!