ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラが共演したラブストーリー、「キャロル」が素晴らしい。
監督はトッド・ヘインズという人で、「ベルベット・ゴールドマイン」や「アイム・ノット・ゼア」など音楽関係の映画で有名な人で、映画を総合芸術と主張するヨーロッパ各国で評判がいい監督さんらしいです。
ケイト演じる悩みをを抱えるお金持ちの奥様キャロルが、ある日デパート店員の若い店員テレーズ(ルーニー)と出会う。美しいキャロルにあこがれの気持ちを抱くテレーズだが、まだこのときはこの気持ちがなんなのか気づいていなかった。
一方横暴な夫との別居状態が続いているキャロルは、同性を愛する自分を押し殺して生きていた。それでも無垢で可憐なテレーズを一目見たときから惹かれてしまう。
時代背景も60年代?頃で同性愛が許されるような時代ではなかったし、そんなことは何があっても隠さなければいけないようなその頃、二人は自分に正直に生きようとするが。。。
と、大体そんなストーリーです。
この映画、すべてのシーンが美しく印象に残るんですが、特に素晴らしいのはラストシーン!
見つめあう瞳だけで、セリフを必要としない二人の演技とカメラワークは鳥肌もの。
今年観たDVDで観た映画ではNO.1です。
子供が一緒にというような映画ではないですが、恋人同士やご夫婦でぜひぜひ楽しんで下さい。