今日、第44代米国大統領の就任式が開催され、黒人として初の米国大統領にバラクオバマ氏が就任されました。
オバマ氏の大統領就任によって、アメリカは、再生と改革に向けての大きな一歩を今日踏み出した訳ですが、僕は、オバマ氏の今日の大統領就任は、世界にとって、アメリカの再生よりはるかに大きな意味を持っていると思っています。
世界の経済は、昨年までの数十年間、グローバリズムの流れにのった米国型資本主義経済に席巻されていたわけですが、その流れは、ついに勢いを失い、昨年末のグローバルな金融経済の破綻とともに終わりを迎えた。
そうした状況を背景に登場したオバマ氏の米国大統領就任は、米国の再生だけでなく、世界経済の新たな枠組作りのはじまりの象徴であるように思えてならないのです。
21世紀になってから既に10年近くがたちますが、世界は、ようやく本当の意味で新たな世紀の幕開けを迎えたのかもしれません。
春日原森