先日、ふと近所の公園で出くわした光景の中に、リーダーシップの究極の姿を見ました。


ビジョンによるリーダーシップがいかなるものかを物語るとってもいいエピソードだと思ったので、ちょっと書かせていただきます。




...それは、僕が子供の小学校の父兄参加の学校行事で、学校に行った週末のある日のこと。


行事が終わった放課後も、『せっかく週末に会ったんだから』 という理由で、子供たちが遊びたがり、結局 小学校から5分ぐらいの公園で子供たちを遊ばせることになりました。


人数は、子供が12~13人、父兄が7~8人。


子供たちは、小学校に上がったばかりと思われる小さな男の子一人と、あとはもう少し大きい2年生、3年生が半々ぐらい。



公園に着くなり、大きいお兄ちゃんたちは、ジャングルジム遊び、追いかけっこ、戦いごっこなど思い思いに数人ずつのグループに分かれて、遊びはじめたんですが、いつの間にか、一番年下の男の子がぽつんと一人取り残されてしまったんです。


男の子は、最初は気丈に一人で砂場で遊んでいたんですけど、しばらくすると、やはり寂しくなって、お兄ちゃんたちに向かって、ぐずり始めたんです。


〝遊ぼうよー〟〝砂場で遊ぼうよー〟


って。


そしたら、それを見かねた何人かの父兄が、自分の子供にむかって、


〝ほら、かわいそうでしょ、遊んであげなさい〟


〝みんないっしょに砂場遊び、したらどうだ?〟


なんて、言い始めて。


でも、年頃のお兄ちゃんたちは当然聞き分けがいいわけもなく、まったく知らん振りで、めいめいの遊びを続けていたんです。


ついに一人のお父さんなんかは、


〝こら○○、遊んでやれ!〟なんて怒り始めたりして、


混沌とした事態は、一向に収集する気配もみせず、このまま、結局この状態が続くのかなって、思い始めた、そのときです。



一人のお父さんが、毅然として、ある事をしたんです。

そうしたら、事態はいっぺん、あっという間に、問題が解決してしまったんです。



さて、皆さん、その、お父さんは一体何をしたと思いますか?

そして、どのように事態は収束したのでしょうか?



この答え=話の続きは、明日書きたいと思います。


春日原森