
(Millionnaire : 2ユーロで100万ユーロが当たるという宝くじ)
「13 nouveaux millionnaires chaque jour en Suisse」
(スイスで毎日新しい13人の億万長者)
という記事が8月24日付けのトリビューン・ドゥ・ジュネーヴ紙に出ていました。
スイスの銀行といえば、
大小さまざまなプライベート・バンク、
顧客を守る超秘密主義、
ナチスの隠れ資産、
ブラック・マネーの逃げ道、
世界中の資産家がお金を置くところ
etc・・・
スイスとお金にまつわるイメージはいくつもありますが、
2005年のデータでは、1億円以上の資産を持っている人の数は
実に16万200人にものぼるそうです。
これはスイス総人口の約2%にあたり、
毎日13人の億万長者がでてくる計算になるとのことです。
Canton(カントン / 州)別では、
チューリッヒの4万7308人がトップで、
ジュネーヴは8974人で第5位。
ジュネーヴに限って言えば、
2004年から2005年までの1年間で3,1%の上昇がみられ、
これは州全体の4%にあたるそうです。
1億円以上の資産を申告した人の数は過去最高を記録していますが、
興味深いのはその大部分がスイス人であるということです。
スイスの周りはユーロを通貨としている国がほとんどであり、
外国からの投資などで外貨が多く流れ込んでいること、
また実際に外国人が多いということ等はそれほど影響しないようですね。
スイスは小国に違いないけれど、
そのあたりは上手くコントロールされているように思います。
これから、「さらにミリオネアが増える」
と専門家はコメントを寄せていますが、
スイスも日本と同じようにベビーブーム、いわゆる団塊の世代と呼ばれている
人たちの定年が近づいてきていて、彼らの資産が投資に回るのではないかと
考えられるからだそうです。
記事の最後に、
「Homme riche, mode d'emploi」
(お金持ち(になるための)マニュアル)
というのが、年収2400万スイスフラン(日本円約22億5000万円)を稼いでいる
スイス最大手の”UBS”銀行社長を引き合いに書かれていましたのでご紹介します。
1、「よい仕事を見つけましょう」
・UBS銀行のあるチーフは2005年に1億ドル(日本円約110億円)の
ボーナスをもらいました。
・銀行、薬品・化学の分野では月収1万スイスフラン(日本円約94万円)が
最低ラインになっています。
そしてさらにボーナスやら手当てやらがつきます。
2、「性別を変えましょう」
・女性と男性の間にはおよそ30%もの開きがあります。
3、「よく居住地域を選びましょう」
・チューリッヒは最もお金持ちになるチャンスがあります。
(ただし、家賃や税金が高いですが)
・チューリッヒのあたりはドイツの入り口がすぐそこです。
ドイツにお金が流れてしまうので注意が必要です。
(バーゼルは利益を得られて良いですが、フリブールやベルンは避けてください)
4、「年をとりましょう」
・・・・・
笑える。
このアドバイスは裏から、いろいろなことが読み取れますが
(スイスでも収入の男女差が大きいことや、ドイツとの関係、資産の年齢による差など)、
あまり役に立ちそうではありませんね。
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