パテックの新作たち | サムライ時計師スイスで修行してきました!

サムライ時計師スイスで修行してきました!

スイスといえば自然、銀行、そして時計。
いやいやそれだけではありません。
ハイジの故郷は、実はこんな国なんです。
(ヨーロッパ 海外 海外生活)
そして帰国しました。

それではパテックの新作を。

1.Ref.5140
    パーペチュアルカレンダー。

    これは以前からあるキャリバー240Qを搭載した薄型ドレスウォッチの
    リニューアル。
    といっても変更点と言えば、若干のダイヤルデザインと
    わずか1.2ミリ大きくなったケースサイズ。
    特にダイヤルデザインは、いくつかの数字の書体がRef.5136/1から持ってきた
    ような感じがした。 似てる。
    でも、なぜ少し大型に?

2.Ref.5396
    年次カレンダー。
    
   5396
    
    もう、パテックの公式サイトにアップされているのでご存知の方も
    いるだろうが、このモデルはRef.5296の進化系。
    キャリバーは324SQA LU 24H。
    カラトラバなんかに使われているキャリバーに新しいモジュールを
    乗せているのだろうが、デイトの配置が意外と良かった。
    ただ、曜日・月表示の窓について、
    「40~50’sのモデルからインスパイヤされた」とアナウンスにあったが、
    当時と質感の違いがあるのは当然、仕方が無いにしても、
    12時下のパテックロゴは何となく軽い感じになっていて、
    賛否両論では?


3.Ref.5960P
    年次カレンダークロノグラフ。

    Patek ref 5396   


    すでに発表されてはいたが、今年のニューカマー。
    パテック自社開発のクロノグラフの登場は、今までの
    ヌーべルレマニア頼みからの脱却につながり、
    また、とても美しいムーブメントの仕上がりになっている。
    クロノグラフのクラッチ方式(じっくり見ていないので細かい事は
    言えないが)は新しいスタンダードとなるのだろうか?
    テンプ受けに大小合わせて6つものネジがある。
    文字盤デザインは愛嬌があるとも言えるが、
    質感はいいけど、遠目からみると、、、、下のダイアルが目立つ。
    個人的にはギリギリ。。。

私としては昨年発表されたクロノグラフ・ラトラパントがやはりイイ。

rattrapante patek

小ぶりで美しく、アンティーク調の文字盤も質感が高い。
なんと言っても多数の部品がびっちり収まっている、オールドムーブメントを
参考にした機械が秀逸!

パテックは、やっぱり機械と、時計の質感がすばらしいと思った。
パテック・フィリップ大図鑑/ワールドフォトプレス

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