6月21日金曜日は夏至でした。ジュネーブの6月のお楽しみといえば、Fete de la Musique、すなわち音楽祭ですが、それが今年は21日から23日まで開催されていました。21日の19時くらいから旧市街、バスチヨン公園、コンサートホール、教会などの会場で数多くの大小のコンサートが始まりました。夜は場所によっては1時くらいまで続きます。私も、フェルネーからホテルに戻ると歩いて旧市街に向かい、プログラムを入手して面白そうなコンサートを探しました。音楽祭は、どのコンサートも無料です。食事や飲み物は、屋台で買うことができます。

 

 

 

 バスチヨン公園の、ポルトガル移民の会の屋台でソーセージとフライドポテト、ビールを買って、1970年代から90年代のロック、ポップの野外コンサート会場のテーブルに座って食べながら楽しみます。雨が時折パラパラと降りましたがみんな気にせずに濡れながら声援を送っていました。

 

 

 

旧市街まで歩き、空を見ると、フランス側のサレーブ山に虹がかかっていました。雨が止んで日が差していたのです。もう20:30を過ぎていますが、夏至なのでいつまでも明るいです。

 

 

小さな教会の中で「イタリアン・バロック」の室内楽コンサートに耳を傾けます。演奏者の男性が抱えていた弦楽器に驚きました。演奏者の背丈ほども長い柄のついた弦楽器で、人生で初めて見ました。こんな楽器があるとは!

 

イタリアン・バロックが終わり、21時からは同じ教会でタンゴミュージック。これがまた素晴らしい。皆さんレベルが高い!

 

翌日の土曜日も、夕方から音楽祭に出かけました。ボートでレマン湖を渡って旧市街に行こうと港に行ったら、またもや虹が遠くの山にかかっていました!なんてきれいなんでしょう。

 

 

旧市街の音楽祭会場に着くと、ジュネーブ市の警察署の方たちが出している屋台でラクレットとワインのセット(9フラン)で晩御飯を済ませます。安くて助かる!レストランでラクレットなんて注文したら山のようなチーズが出て、お腹いっぱいになってしまいますし、なにより高額すぎます。私には十分な量でした。

 

野外のジャズコンサートをビールを飲みながら楽しんで、終わったら22時でした。

 

 

 

まだ空は薄明るいです。モンブラン橋の上空はきれいな深海のような青色に覆われていました。冬が長くて寒い地域の人たちは、短い夏を心行くまで楽しんでいます。