今日の午後は帰国する、という土曜日の朝、手早く荷物をまとめチェックアウトして30分に1本しかないバスに乗ってフェルネー・ヴォルテールに向かいました。フェルネーに向かう道路は驚くほど拡張されていました。ジュネーブとフェルネーの間に空港があり、周辺の道路はいつも渋滞していたのですが、空港へ向かう道路を中心に見違えるほど都会の道路に変貌していました。小さな村だったフェルネーも、旧市街の周囲には多くのアパートが建てられ、人口が急増しているのがわかります。

 

朝市に向かうと、ここは以前と変わりなく昔の街並みのままでした。ヴォルテールおじさんの銅像も以前のままです。ヴォルテールおじさん、こんにちは!ご無沙汰してます!

 

 

朝市では相変わらず新鮮な果物や野菜やチーズ、お花などわくわくするものが売られています。今日帰国するので残念ながら何も買うことはできませんが、見ているだけで懐かしく、うれしいです。振り返れば、私がジュネーブの国連機関に派遣されたのは2014年3月1日でした。あれから10年たったのです。「10年ひと昔」と言いますが、朝市の風景は何も変わっていません。なじみの果物屋さん、農家のヨーグルト屋さん、ベトナム料理の屋台、チキンの丸焼きのお店、皆さん元気に商売していらっしゃるのを見て、ホッとしました。

 

スーパーマーケットのカルフールでお土産を買い、人気の薬局(ここでしか買えない薬やサプリメントなどがある)で買い物をして、カフェ・ヴォルテールでランチを。今日の定食は湖で獲れるワカサギのような魚のフライでした。隣にお年寄りの男性二人が食事をしていて、なんとなくお話しが始まり、おひとりの方が朝市の古いレコード屋さんで買ったというフランスの歌手の話しで盛り上がり、ワインで乾杯をして、次回のフェルネー訪問の際にはまた会いましょう、とWhats App(西洋のLINE)を交換してお別れしました。フランス語しかできない方たちなので、良い勉強になりました。またお会いできると良いのですが。

 

今回も充実した出張でした。そしてなんと今回は飛行機のキャンセルも遅延もなかったのです!私のいやはやライフはもしかしたら終わった…のかな?

 

そんなことあるわけないだろう、と自分で突っ込むうさぎ