香港の話題その2です。
香港三日目は、広東料理のお店をガイドブックで見つけてでかけました。ビールはまたもやブルーガールでした。中国語で「藍妹」と書きます。
ここは英語のメニューも、日本語のメニューもありません。すべて中国語なので、漢字からあらゆる想像力を駆使してどんなお料理かを推測します。でも、途中で日本語が片言わかる方が来てくれました。
その人おすすめの、冬瓜のスープを注文しました。ところが・・・
何なの!この大きさ!というくらい大きいです。この画像の、ドーナツみたいに見える部分が半分に切った大きな冬瓜です。冬瓜をナイフで切りながらお椀に注いでいただきます。とってもおいしいのですが、4人では到底食べきれませんでした。今でももったいなかった、と思います。
このお店の名物は、鴨の揚げたものです。香ばしく揚がっていておいしゅうございました!ビールによくあいます。画像だとあまりおいしそうに見えませんが…。
ほかにも野菜やエビなどとの炒め物、酢豚などをいただきました。
ところで、私たちのテーブルの近くで、一組の親子(お母さんと息子さん)が食事していたのです。お母さんは60代くらい、息子さんは30代くらいでしょうか。
その親子は、いろいろなお皿を注文するのですが、その合間に、「雀巣」と書いてある紙カップのものを、スプーンですくって食べているのが目に留まりました。何しろ、いろいろな中華料理の合間に、何度も席を立ってドリンクバーのところに行き、紙カップのアイスクリームのように見えるものをパクパク食べています。「雀巣」とは??中華料理で「ツバメの巣」という高級食材があることは知っていますが(食べたことはないけど)、雀の巣なんて聞いたことがありません。それに、食事の合間に何度も食べるものとは?同僚は「二人で10個も食べてますよ。いったいなんでしょうね。アイスクリームか、ヨーグルトにしか見えないけど」と、数まで数えていました。
しかも、息子さんは食べながらスマホで電話し、メールチェックし、料理がくると大きな一眼レフのカメラを構えて写真も撮ります。忙しいったらありません。
気になるなー。なんだろう、「雀の巣」。とうとう、もう一人の同僚が席を立ち、ドリンクバーのところに行って探し出しました。そして、ようやく見つけたのは、少し離れたところにあったアイスクリームのボックスでした。
やっぱりアイスクリームだったのです。そのボックスには大きく「雀巣(Nestle)」と書いてありました。
つまり、中国語では「Nesle(ネスレ)」を「雀巣」と書くのですね。なーんだ、やっぱりアイスクリームか。しかし、食事の合間に親子そろって10個もアイスクリームを食べるとは、変わった食習慣だなあ、と思いました。その息子さんはまだお若いのにとても太っていました。お母さんはとてもやせていたのですが。このままの習慣を続けていると、お母さんの年の時には大変なことになるのではないか、と余計な心配をしてしまいました。いやほんとに、余計な心配でした。
ではでは。
ウサギ