暑いですね。

ニュースでは表題のとおりに”40℃超えた”ところが散見されたようです。

気温の測定というのは、日陰で風があって地表からの距離もとられている、という環境下ですから、温度計を下げて歩いていたらもっと温度は高いはずです。

だから40℃超えというのは相当暑いでしょう。

また、東京消防庁によると、本日29日、都内では、午後3時までに10歳から91歳までのあわせて88人が熱中症の疑いで救急搬送されたそうです。

※熱中症というのは熱波にさらされなければ大丈夫です。

だから高齢者、乳幼児はエアコンつけた涼しい環境で過ごしましょう。

 

 

で、この本の126ページに、こんなことが書いてありました。(要旨)

全く知らなかったというより、すっかり忘れていたことです。

ご紹介しますね。

■気温と熱中症の関係は、欧米では古くから熱波(heat waves)という言葉で知られています。

この熱波がやってくると熱中症死が増えるのです。「熱波」とは32.2℃以上の最高気温が3日以上続く気候。で、なぜこのような中途半端な気温かというと、32.2℃とは欧米で使われる気温単位℉(華氏)の90℉であるから。

この「熱波」で有名なのは2003年に西ヨーロッパで発生した異常気象です。過去の平均より3.5℃高い気温上昇が起こり7万人もの死者を出したということです。

 

詳しくは以下をご覧ください。

ヨーロッパ熱波 (2003年) - Wikipedia

 

7万人とはすごい数字ですが、あまり記憶にないのですよ。

なぜかというと、日本では逆に冷夏で、やはり異常気象だったのです。

 

■異常気象:2003年は1993年(平成5年)以来10年ぶりの冷夏。各地で梅雨明けが大幅に遅れ、関東地方の梅雨明けは8月にずれ込み、東北地方の梅雨明けは特定できなかった。南西諸島、九州南部を除き全国的に冷夏となった。本州の8月の最高気温が20℃以下の日があった。秋は顕著な暖秋で、9月、10月が厳しい残暑となった他、11月は記録的な極端な高温となった。

 

とあります。1993年の冷夏ではタイ米の輸入など騒ぎとなりましたが、

2003年も東北を中心に不作でした。

 

話を自分が関心がある方向に引っ張っていくというのが私の悪いクセですが、

元に戻しましょう。

 

西ヨーロッパでの2003年熱波は熱中症になる要件を揃えています。

上に貼り付けたウイキペディアによると、

フランスでは75歳以上の高齢者を中心に14,800人以上が熱波により死亡している。
フランスは、特に北部地域において、夏でも基本的にはそれほど暑くならない。

このことが人的被害が大きくなった原因と考えられている。

と言うのも、

①突然の熱波に襲われたため、ほとんどの人が脱水症状に陥った場合の対応ができなかったこと。

②多くの住宅や施設に空調が備えられていないこと。

③自然災害や人災による緊急マニュアルが策定されていても高温は対象外であったこと。

などが挙げられる。

 

そして、

この熱波の影響で、フランス国内では元々夏に比較的暑くなる地域として知られていたヨンヌ県では、2003年8月初旬に8日連続で40℃以上の気温が観測された。

ということですから、

今の時代、気象に関しても「何が起きるか分からない」ということです。

 

食料を確保して、「夏ごもり」がんばりましょう。

 

 

夏が大好き、オクラは元気です。