昨日、俳句の季語である「茗荷の子」で記事を書いたところ、

読んでくださったかたのなかには

「はて茗荷の子とは? スーパーで売られているミョウガと違うの?」と

少々混乱させてしまったようで、

この解決には実際に見ていただくのが一番と思い、以下の動画を紹介します。

混みあった茗荷を間引く動画なのですが、

この植物こそ「茗荷の子」に対する「茗荷の親」なのです。

※実際には茗荷の子も親も一緒くたに「ミョウガ」と言っています。

茗荷は秋には地上部は枯れますが、

地中の根茎部分は生きており、

翌春それから芽がでてきたら「あ、茗荷が出てきた」と言い、

夏に茗荷の子が顔を出したら「あ、茗荷が出てきた」と言うのです。

 

■ミョウガの間引き方法

 

茗荷を間引くなんて知りませんでしたよ。

確かにうちの畑の茗荷は混みあっているので、

間引くといいかんじになりそうです。

やってみよっと!

 

*

 

で、茗荷(の子)というのは、

つまりスーパーで売られているミョウガですが、

あれは茗荷の花なのです。

中には蕾がぎっしり詰まっています。

うちの茗荷の外側を少しとってみるとわかりやすいです。

ほら、これの一つを

 

ね、蕾でしょ。

 

茗荷をとりおくれていると、

いきなり地際からうす~い、たよりな~い花がひらひらと咲きます。

風情がありますが、シュールでもあります。

タネはつけませんので、咲いたらそれっきりです。

 

一年に一度、この香り高い植物に魅入られて、

我々日本人は暑い夏をやりすごすのです。

(大きくでたなびっくり