フォローしているブロガーさんの中に、

フランス・ギャルが大好きなかたがいらして、

傍から見ていると”好き”っていうのはこういうことなのねと

深く納得させられます。

 

フランス・ギャル、

私はそれほどでもなかったのですが、

※夢見るシャンソン人形くらいしか知らなかった。

しかし、

そのブロガーさんの(今も衰えぬ)熱中ぶりに

”門前の小僧”よろしく次第に惹かれていくことに…。

 

で、一昨日紹介されていた歌が以下です。

■Si maman si(1977年)

 

ブロガーさんの解説です。👇

 Si maman si。余計な話で恐縮ですが、maman(母)の最後のanは、口をアを発音する形にして鼻から音を抜きますので、「アン」とかではありません(母音のあとに「ン」が付くような音ではありません)。なので、聴いていただいているように「シママンシ(ー)」とは聞こえず、あえて言えば、「シマモシ(ー)」に近く聞こえます。
「もしも、もしもね、お母さん」そんなふうに、娘が母に、自分の人生のことを聞いてもらう、そんな歌です。

 

美しい歌詞と旋律ですね。

Si maman siは1976年に結婚した夫、ミッシェル・ベルジェの作品です。

 

そして4年後に発表されたこの曲も軽やかでメッセージ性があります。

■ Il jouait du piano debout(1980)

「彼は立ってピアノを弾いていた」

 

これに続く約10年間が、

フランスギャルが最も彼女らしく輝いた時代だったのではないかな。

とても幸せそうでノリノリで、それが隠し切れないほど。

 

※しかし、1992年に夫ベルジュが死去、自らも患い、

1997年には長女が死去。

90年代半ばからはほとんど引退状態だったようです。

 

 

*

 

ところで、

ここに偶然見つけたみあさんのブログ(note)があります。

♪ Il jouait du piano debout(1980)♪についての考察です。

ぜひお読みになってくださいな。

とても、とぉ~っても興味深い記事です。

【歌詞翻訳・解説】Il jouait du piano debout(1980)【フランス・ギャル】|みあ (note.com)

 

この記事で私はジェリー・リー・ルイスを知ることになりました。

あ~、彼は確かに”ピアノを立って弾いて”います、

いやそれ以上です。

かかとでも弾いています。

なんて柔軟なんでしょう!

体も精神も!

ノリノリが飛び火しそうです!

 

*

 

2018年にフランスギャルは70歳で亡くなりました。

たった2日間ですが彼女のことをずっと思っていて、

この記事は彼女へのオマージュのつもり。

いやそれもおこがましいな、他人様の記事のつぎはぎだし…。

 

ただね、あの時代、

なにかしら未来にはいいことがいっぱい待っていると思えたあの時代、

それはもう帰ってこないんだなぁということがくっきり自覚されて

私、ボーゼンとしているんですよ。