「炒めるときには塩」と「5勺の米」
本日はお料理といえばお料理の記事なんですが、
レシピブック『この野菜はこう食べる』笠原将弘著を見ていましたら、
おおっ、これならすぐに作れるという二皿がありまして、
一つは「オクラのドライカレー」でした。
オクラちょうどありました!
作り方は(二人分)、
玉ねぎみじん切りに塩を入れて炒め、豚ミンチ150グラムを入れてパラパラにする。
カレー粉大さじ1,5を加えて炒め香りを引き立たせて、板ずりしておいたオクラを入れてさらに炒めて、
調味料(酒・しょうゆ・トマトケチャップ各大さじ2、サラダ油大さじ1)を入れて2~3分炒めてオクラがしんなりしたらできあがり!
で、一体なにを考えたかということですが、
ひとつは「炒めるときには塩」なんだということ。
なんでもかんでも塩じゃないのは分かっていますが、
野菜のうまみを上手に引き出すには「塩」をいれるんですね。
ラタトゥイユもそうでした。
もう一つはカレーを盛るときのご飯の量。
今日は一合の半分を盛ったのですよ。つまり5勺ね。
で、このささやかな量をよそうとき、
私は思わずにはいられないのです。
つい2か月ほど前に読んだ本
『伐開路 北ビルマ「フ-コン」作戦レド公路(筑紫峠)敗走の記』。
渡辺行郎著。
この本に、一日の飯の量は5勺だった、と書いてあったのです。
5勺とは本当にわずかな量。これでは成人男子はもたないでしよう。
だからあの戦いでは多くの、本当に多くの兵隊が餓死しました。
道が遺体でうまって通れないため新しい道を作らねばならなかったほど。
北部ビルマ 密林に倒れた最強部隊 ~福岡県・陸軍第18師団~|戦争|NHKアーカイブス
以来、私がご飯の量を控えるようになったかといえば、
そういうことではないのです…。💦
ただ、しみじみと「これが一日分のご飯」と見つめるのです。
戦争はいけませんね。
ダメ、絶対。
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もう一皿は「大人のキャベせんサラダ」です。
これは青紫蘇・キャベツ・ミョウガ・貝割れ菜のサラダ。
貝割れは三等分、残りの野菜はひたすら千切りに刻む。
♪刻んで 刻んで 刻んで~
水にさらしてシャキッとさせて、水をきって、
盛って、白ごまをかけて、三杯酢ドレッシング。
(太白ごま油大3、 しょうゆ・みりん・酢各大、砂糖小1/2)
トッピングにミョウガの花の蕾をのせました
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あ、そうそう、
ドライカレーのお鍋に菜箸が見えたでしょ。
あれ、父作のお箸なのです。
最初はただの長すぎる、どうみても長い二本の竹の棒でしたが、
汚れてくると削っているうちに段々短くなって、
今はとても使いよい菜箸です。
以上、素直に読み飛ばせないお料理の記事でした。
本日もお付き合いいただきありがとうございました。