16日に中島みゆきさんの『ライヴ ヒストリー2』を観に行って

感動したという話はしたよね?

 

そのとき流された曲のなかに『with』がありましてね。

みゆきさんは歌いながら手話のようなことをされていたのが印象的でした。

私は「ああ多分withって言っているんだろうな」とはおもったのですが、

そこのところちょっと調べたらですね、あれはアメリカのアルファベット手話で「with love」と表現されていたそうなんです。ああ、そうなんだ!

それで一件落着となるはずだったのですが、コメントの中に、あの部分だけ手話、しかもアメリカの手話でどれだけの人が理解できるのだろうか。ろう者は置いていかれたような気になるのではないか」というようなご意見がありました。

 

難しい問題ですね…。

私はあの手話はパフォーマンスの一環だと思いました。

ライヴ会場の聴衆に向かって、手話で「with love」とメッセージを発信した、

ということだと思います。

 

で、そのとき手話繋がりで、ちょっと前に終了したドラマ『silent』を思い出したのです。手話シーンが最初から最後まで出てきました。

私はシナリオブックを購入したですが、それはあのドラマがただ切ないラブストーリーということだけでなく、ろう者の世界をクローズアップしていて、ろう者とどのように関わっていくのかというテーマが常に投げかけられていると感じたからです。

 

つまり私にもあり得る話として、

あなたが手話教室の講師春尾なら?

あなたが生来のろう者である奈々なら?

あなたが中途失聴者(しかも遺伝性)の想なら?

あなたが想の家族なら?

あなたが紬なら?

さあ、こんなとき何という?

と考えずにはいられませんでした。

ドラマはスーッと流れていくので、映像に見入っていると会話が抜けていくことがあります。だからどういう会話が交わされていたか文字で確かめたいと思ったのです。

 

いいドラマでしたね。

 

山崎ナオコーラさんの『ブスの自信の持ち方』は「手話」はありませんが、

やはり「あなたならどうする?」と問いかけてきます。

 

というか、これほど息苦しい社会、

この問いをさけて生きていこうとしたってうまくいかない。

そう確信します。

 

「あ、わたしブスじゃないんで…」とか、

「俺、男なんで…」と思われているあなた様、

この「ブス」の守備範囲は結構広いんですよ。(笑)

 

といいつつ、この本、まだ読み切っておりません。

続編は当分先になります。

 

本日は長い前置きになりました。

最後までお読みくださってありがとうございました。お願い