5月14日 快晴
九国 北斎展へ ・その1
友人が北斎展の招待券を持っているということで
お言葉に甘えて
久しぶりの美術展へ友人と行ってきました。
空は、昨日までのしとしとはどこへ?というほど晴れ渡って、
あ~、やはり友人は日ごろの行いがいいのです。
で、大満足の一日となったわけですが、
いろいろご紹介したいので、
「北斎展」そのものは明日、
本日はランチ「山菜 日和」と
参道にある「松屋」のお庭を紹介します。
このお庭でお茶をいただいたのですよ。
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まずはランチです。
西鉄太宰府から徒歩数分に「日和」はあります。
私、全然知りませんでしたが、なかなかいいレストランです。
▼入口
▼満開のヤマボウシがお出迎え
▼窓際の席にもヤマボウシ
▼お茶。外のみどりが映っています
▼注文したのは「お弁当」。
よ~く見てください。中央の青モミジの葉には
小さなタネがついています。
▼ 山菜尽くし
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九国(九州国立博物館)へは、
太宰府天満宮の参道を途中まで通ります。
▼たくさんの人出
▼亀さんがいました。
癒されます…
▼九国です。北斎展の話は明日!
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▼北斎展の帰り、お茶をした「松屋」のお庭
▼お庭でお抹茶をいただきました。
▼お庭に歌碑がありました。月照と読めます。
え、あの西郷隆盛と入水した月照? まさかね。
すると案内してくれた友人が
「そういえばここは“維新の庵”って言うのよ」
「え~っ!!」、
ということなんです。
ここでの月照上人についてかいつまんで述べますと、
京都清水寺成就院の和尚であった月照上人、
安政の大獄で幕府の嫌疑に触れ、
西郷を頼って薩摩に向かう途中、博多・太宰府に立ち寄り、
太宰府ではこの松屋に滞在します。
松屋の主人孫兵衛は気概のある商人で、
幕府の詮議が厳しくなるなか月照をかくまいました。
歌碑の歌はそのお礼にと上人が詠んだものです。
御歌は
言の葉の花をあるじに旅ねする
この松かげは千代もわすれじ
「松かげ」と「松屋」をかけています。
ということで、「お庭でお抹茶」を求めて入った松屋で、
月照上人の御歌と出会い、
ふいに150年前にタイムスリップしたような心持ち。
いえね。明日お話する北斎(1760‐1849)と
月照上人(1813‐1858)。
実はほぼ同時代を生きたことになるんですが…、
月照上人にとっては生きるに厳しい時代でしたね。
▼松屋のお庭の花、
サクラウツギ(桜空木)と思います
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楠若葉が美しい太宰府です。
お付き合いいただき
ありがとうございました