CGによるファーストプレゼンテーション by 山中コ〜ジ
京都市内で取り組んでいるプロジェクト東寿司改装計画は、CGによるファーストプレゼンテーションをおこないました。
ファーストプレゼンテーションではクライアントが何を求めているのか、どこまでデザインが理解されるのか等、多くの情報を得る為のものです。
今回は、そんな理由から極力性格の違うA.B.Cの3案を提出しました。
A案ファサード
平面プランは既設を維持した計画で、全体的な構成を変えるのではなく、表層を新しくするということに重点をおいたプランです。
表層を決める元は、京都市内を走る碁盤の目状の通りや、縦糸と横糸を意識した升状の格子を提案しました。
今回のプロジェクトは京都市内で取り組む飲食店ということで、地元の人や旅行者など様々な人が訪れることが予想されます。
その為、従来通りの格子や土壁など京都風を演出するという類いのものではなく、旧来からの技術を用いながら、新たな表層を作ることを試みています。
それは、新たな文化や産業を生みだした京都らしく、敢えてこれまでに無いデザインに取り組もうと考えたからです。
インテリアにも升状の格子を多用しています。
この格子は天井の意匠と同時に、二階床面の構造を補う役目も持っています。
升状の格子が天井に広がる事で、空間を広く見せる効果も狙っています。
2階客室
同様のデザインソースを多用しています。
B案ファサード
A案同様、平面構成は現状をキープしたまま、表層を新しくするプランです。
ファサードは大きな木の板を斜めに配置し、外を通りかかると隙間から店内の様子が垣間見える仕掛けを作っています。
この案も内部とリニアに繋がった計画です。
大きな斜めの木板は、ダイナミックな印象を外部に与えてくれます。
ファサードと同様の木板が天井に取り付き、奥へと繋がっていく構成となっています。
A案同様、二階床面の構造を補っていると同時に、木板で作られる天井面に凹凸を付ける事で、来客の身体感覚に訴えかける効果を狙っており、客と寿司職人との関係を微調整しています。
二階の様子
既存の構造を表し、更に木板を下に重ねることで、天井の高さを感じる空間を意図しています。
C案ファサード
C案が他案と違うのは、平面構成を大きく変えているためです。
A案B案含む既存は入り口から順にカウンターと厨房、奥には二階へとアクセスする階段や裏方厨房、更にトイレという平面。
C案は入り口から、二階へとアクセスする階段、裏厨房とトイレがあり、最も奥にカウンターと厨房があります。
これは、路地を通り奥へと入り込む様なイメージを与える空間構成を盛り込んでいます。
カウンター奥から厨房と入り口を見ると、京都の建築らしい”鰻の寝床”といわれる空間構成を上手く使えていると感じました。
C案は表層でのデザインではなく、既存建築の空間構成を大きく変えるという意味では、より建築の本質に関わっていると感じるプランです。
3案はクライアントとのミーティングをおこない、更に新しい案を生みだす元になります。
今回のプレゼンを通して、小さいながらも京都の建築が持つ性格に触れることができたと感じています。
現在取り組んでいる八百忠プロジェクト含め、古い飲食店建築をリノベーションする計画が2つあることで、両者のプロジェクトから得られた事柄を互いに多用できるため、非常に面白い経験となりそうです。
今後の展開が楽しみです。
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八百忠 本店プロジェクト @ GENETO blog ←
GENETO
山中コ~ジ
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#18 AS2 Spring TARAMAN展 『TANKTOP OF THE WORLD』~タンクトップ万歳~ ←
#18 AS2は本日開催です!
是非ともお越し下さい!
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今回のプロジェクトは京都市内で取り組む飲食店ということで、地元の人や旅行者など様々な人が訪れることが予想されます。
その為、従来通りの格子や土壁など京都風を演出するという類いのものではなく、旧来からの技術を用いながら、新たな表層を作ることを試みています。
それは、新たな文化や産業を生みだした京都らしく、敢えてこれまでに無いデザインに取り組もうと考えたからです。
インテリアにも升状の格子を多用しています。
この格子は天井の意匠と同時に、二階床面の構造を補う役目も持っています。
升状の格子が天井に広がる事で、空間を広く見せる効果も狙っています。
2階客室
同様のデザインソースを多用しています。
B案ファサード
A案同様、平面構成は現状をキープしたまま、表層を新しくするプランです。
ファサードは大きな木の板を斜めに配置し、外を通りかかると隙間から店内の様子が垣間見える仕掛けを作っています。
この案も内部とリニアに繋がった計画です。
大きな斜めの木板は、ダイナミックな印象を外部に与えてくれます。
ファサードと同様の木板が天井に取り付き、奥へと繋がっていく構成となっています。
A案同様、二階床面の構造を補っていると同時に、木板で作られる天井面に凹凸を付ける事で、来客の身体感覚に訴えかける効果を狙っており、客と寿司職人との関係を微調整しています。
二階の様子
既存の構造を表し、更に木板を下に重ねることで、天井の高さを感じる空間を意図しています。
C案ファサード
C案が他案と違うのは、平面構成を大きく変えているためです。
A案B案含む既存は入り口から順にカウンターと厨房、奥には二階へとアクセスする階段や裏方厨房、更にトイレという平面。
C案は入り口から、二階へとアクセスする階段、裏厨房とトイレがあり、最も奥にカウンターと厨房があります。
これは、路地を通り奥へと入り込む様なイメージを与える空間構成を盛り込んでいます。
カウンター奥から厨房と入り口を見ると、京都の建築らしい”鰻の寝床”といわれる空間構成を上手く使えていると感じました。
C案は表層でのデザインではなく、既存建築の空間構成を大きく変えるという意味では、より建築の本質に関わっていると感じるプランです。
3案はクライアントとのミーティングをおこない、更に新しい案を生みだす元になります。
今回のプレゼンを通して、小さいながらも京都の建築が持つ性格に触れることができたと感じています。
現在取り組んでいる八百忠プロジェクト含め、古い飲食店建築をリノベーションする計画が2つあることで、両者のプロジェクトから得られた事柄を互いに多用できるため、非常に面白い経験となりそうです。
今後の展開が楽しみです。
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