京都4花街 春のをどり(おどり)を見に行く by 山中コ〜ジ
GENETOが京都で取り組んでいるプロジェクト関連の視察にて、春に開催される4花街のをどり(おどり)を見に行きました。
北野をどり
京都最古(日本最古)の花街といわれている上七軒の歌舞練場、上七軒歌舞練場で開催されているのが”北野をどり”です。
4花街の中で最も早くをどりが始まります。
玄関を通り内部へと進む空間は足元に池があり、橋を渡りながら各空間へと別れる動線となっています。
各空間へと接続するハブとなる空間に池を配置するという非常に贅沢な構成です。
北野をどりの舞台は現代語による台詞とコミカルな内容も含まれているのが印象的でした。
京おどり
宮川町歌舞練場で開催されているのが”京おどり”です。
花街の中でも他の街が”をどり”という表現をしているのに対して”おどり”と表現しています。
京おどりに行くのは3回目となり、秋のおどりである”みずゑ会”を合わせると5回目となります。
今年から台本家が代わり新しい舞台を演出して行く宮川町は、舞妓さんと芸姑さんの層が厚く最も華やかです。
他の歌舞練場と違うのは、ファサードとなる増築された部分がモダニズム様式となっている事です。
台詞は古語であり内容は分かり辛いものの、風情と言いますか情緒をとても感じさせられます。
都をどり
祇園甲部歌舞練場で開催されているのが”都をどり”です。
京都にある4花街の中で最も規模が大きい歌舞練場を有しており、一力茶屋を中心に街並まで整備されているのが甲部です。
甲部歌舞練場の逸話は色々とあるので次の機会に回すとしても、都をどりに行くのは実は初めての事。
花見小路通から見る洋館建てのファサードとは違い、内部に入ると素晴らしい日本庭園と日本建築が存在します。
このアンビバレントな環境を一敷地で作っている所も非常に京都的で面白いと感じました。
お茶のお手前を拝見しながら、お菓子にお抹茶をいただきました。
ちなみに各花街でお茶を頂く事ができ、今回は全てのお茶を頂きましたが、粗品代わりに頂くお皿は甲部歌舞練場が最も素晴らしい。
芸姑さんや舞妓さんの人数では、やや宮川町に劣っている印象を持ちましたが、踊りの表現や演目全体の演出は4花街随一で、流石は井上八千代流による仕事である事が理解できます。
鴨川をどり
3月から上七軒で始まった春の京都を彩る4花街の最後は、5月から始まる先斗町歌舞練場で行われる”鴨川をどり”です。
4花街の中で最もこだわって造られた洋館建築で、鴨川に面しているロケーションは他の歌舞練場とは少し趣きが違っています。
他の花街の演目は数種類あるのですが、鴨川をどりはひとつの内容を掘り下げる形式でストーリーに入り込んで行きます。
今年は忠臣蔵を題材にしており、内容は分かり易いうえに先斗町で忠臣蔵を演じるところが非常に面白く感じました。
4花街を巡る事でそれぞれの特徴がよく分かります。
それぞれの花街を作り現代にまで育んだ都市的な文脈から、それぞれの性格が作り出されており、その一片として春のをどり(おどり)を見比べる事で、新たに見えてくるものがあります。
そして花街が次世代に残る大切な要素として、歌舞練場の存在があります。
京都に残る5花街である上七軒、祇園甲部、祇園東、先斗町、宮川町の中でも、祇園東には自前の歌舞練場がありません。
秋のをどりでは現在のよしもと祇園花月が使用されます。
また、島原にも昔は歌舞練場があったと聞きます。
両者共に残念ながら衰退の一途を辿っています。
こうしたことからも、卓越した芸とそれを披露する空間がセットであることが如何に大切であるかが見えてきます。
歌舞練場は都市的にも、そこを利用する人々にとってもアイコンとなる存在であり得る訳です。
関連記事
2008年 みずゑ會 @ AS2 blog ←
2011年 京おどり @ GENETO blog ←
2012年 京おどり @ GENETO blog ←
GENETO
山中コ~ジ
//// GENETOで家を建てること vol.1 ////

"GENETOで家を建てること"というパンフレットが出来上がりました。
このパンフレットでは、GENETOが取り組む姿勢や長所、どういったプロセスで設計をしているのか、費用はどれくらいか。
また、設計期間や工期について、他社との比較を交えつつ分かり易く解説しております。
GENETOについて少しでもご興味のある方、現在家作りについてご興味を持たれている方は是非ともご一読ください。
パンフレットは無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
問い合わせ先
GENETO for customer ←
「お問い合わせ内容」欄に必ずパンフレット希望とお書きください。
北野をどり
京都最古(日本最古)の花街といわれている上七軒の歌舞練場、上七軒歌舞練場で開催されているのが”北野をどり”です。
4花街の中で最も早くをどりが始まります。
玄関を通り内部へと進む空間は足元に池があり、橋を渡りながら各空間へと別れる動線となっています。
各空間へと接続するハブとなる空間に池を配置するという非常に贅沢な構成です。
北野をどりの舞台は現代語による台詞とコミカルな内容も含まれているのが印象的でした。
京おどり
宮川町歌舞練場で開催されているのが”京おどり”です。
花街の中でも他の街が”をどり”という表現をしているのに対して”おどり”と表現しています。
京おどりに行くのは3回目となり、秋のおどりである”みずゑ会”を合わせると5回目となります。
今年から台本家が代わり新しい舞台を演出して行く宮川町は、舞妓さんと芸姑さんの層が厚く最も華やかです。
他の歌舞練場と違うのは、ファサードとなる増築された部分がモダニズム様式となっている事です。
台詞は古語であり内容は分かり辛いものの、風情と言いますか情緒をとても感じさせられます。
都をどり
祇園甲部歌舞練場で開催されているのが”都をどり”です。
京都にある4花街の中で最も規模が大きい歌舞練場を有しており、一力茶屋を中心に街並まで整備されているのが甲部です。
甲部歌舞練場の逸話は色々とあるので次の機会に回すとしても、都をどりに行くのは実は初めての事。
花見小路通から見る洋館建てのファサードとは違い、内部に入ると素晴らしい日本庭園と日本建築が存在します。
このアンビバレントな環境を一敷地で作っている所も非常に京都的で面白いと感じました。
お茶のお手前を拝見しながら、お菓子にお抹茶をいただきました。
ちなみに各花街でお茶を頂く事ができ、今回は全てのお茶を頂きましたが、粗品代わりに頂くお皿は甲部歌舞練場が最も素晴らしい。
芸姑さんや舞妓さんの人数では、やや宮川町に劣っている印象を持ちましたが、踊りの表現や演目全体の演出は4花街随一で、流石は井上八千代流による仕事である事が理解できます。
鴨川をどり
3月から上七軒で始まった春の京都を彩る4花街の最後は、5月から始まる先斗町歌舞練場で行われる”鴨川をどり”です。
4花街の中で最もこだわって造られた洋館建築で、鴨川に面しているロケーションは他の歌舞練場とは少し趣きが違っています。
他の花街の演目は数種類あるのですが、鴨川をどりはひとつの内容を掘り下げる形式でストーリーに入り込んで行きます。
今年は忠臣蔵を題材にしており、内容は分かり易いうえに先斗町で忠臣蔵を演じるところが非常に面白く感じました。
4花街を巡る事でそれぞれの特徴がよく分かります。
それぞれの花街を作り現代にまで育んだ都市的な文脈から、それぞれの性格が作り出されており、その一片として春のをどり(おどり)を見比べる事で、新たに見えてくるものがあります。
そして花街が次世代に残る大切な要素として、歌舞練場の存在があります。
京都に残る5花街である上七軒、祇園甲部、祇園東、先斗町、宮川町の中でも、祇園東には自前の歌舞練場がありません。
秋のをどりでは現在のよしもと祇園花月が使用されます。
また、島原にも昔は歌舞練場があったと聞きます。
両者共に残念ながら衰退の一途を辿っています。
こうしたことからも、卓越した芸とそれを披露する空間がセットであることが如何に大切であるかが見えてきます。
歌舞練場は都市的にも、そこを利用する人々にとってもアイコンとなる存在であり得る訳です。
関連記事
2008年 みずゑ會 @ AS2 blog ←
2011年 京おどり @ GENETO blog ←
2012年 京おどり @ GENETO blog ←
GENETO
山中コ~ジ
//// GENETOで家を建てること vol.1 ////

"GENETOで家を建てること"というパンフレットが出来上がりました。
このパンフレットでは、GENETOが取り組む姿勢や長所、どういったプロセスで設計をしているのか、費用はどれくらいか。
また、設計期間や工期について、他社との比較を交えつつ分かり易く解説しております。
GENETOについて少しでもご興味のある方、現在家作りについてご興味を持たれている方は是非ともご一読ください。
パンフレットは無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
問い合わせ先
GENETO for customer ←
「お問い合わせ内容」欄に必ずパンフレット希望とお書きください。












