1/50スケールモデルを使ってのミーティング by 山中コ〜ジ
実施設計を前に模型のスケールを1/100から1/50にあげてミーティング。
建築のディテールや雰囲気が少しずつ鮮明になっていきます。
このプロセスから、これまで曖昧だった箇所がリアルに見え始めてくるため、問題噴出に対して経験や発想でブラッシュアップを重ねていく作業に入ります。
これまでのプロセスはコンセプチャルな方向でのクリエイティビティが求められましたが、今後はリアルな問題や課題を克服する為のクリエイティビティが求められるといえます。
K案
前回のJ案を元にした案。
敷地の東に位置する畑に対し、極力陰を落とさないよう配慮し三角屋根としています。
一階をピロティとし、敷地に元々建っている料理屋”たなみや”の来客が休む空間であると同時に、
建物北側にはステージを設け、様々なイベントが開催できる用途も含んでいます。
その為3階にかけられた屋根は、北側だけ大きく伸びた庇の機能を持たせています。
他府県からたなみやを目的に訪れるこれまでの来客に加え、地元住民が集える場の提供を更に付け加えることで、敷地のイノベーションを可能にすると考えています。
L案
H案に加えJ案も含めた案です。
K案と大きく違うのは、フラットな屋根であることです。
建築面積は5800×5800と非常に狭小であることから、三角屋根の様なイメージを持たせる事について、住宅という印象を強く与えるのではないかという懸念から、敢えてフラットな屋根を検討しているものです。
特に、今回のバージョンから前回までの案より大きく進歩したのは外壁の扱いです。
室内と外を隔てる主な素材はガラスです。今回はさらに表面を地元の山から穫られた木材を格子状に貼ろうと考えました。
京都の格子は家々の業態によって様々なデザインがあります。
そのデザインの根拠は格子を使った外と内の関係性だったりします。
そこで、我々も外と内を絶妙に繋ぎあわせる緩衝剤として、格子を多用できればと考えています。
室内で行われている生活のスタイルや様子、身体性などが格子に反影され外部に対して独特の表情を映し出す様な存在になるのではないかと考えた訳です。
また、格子は部材のサイズや貼るピッチによって日陰を作ってくれます。
本州最南端に位置する和歌山県の夏の暑さは尋常ではなく、当初から暑さ対策を考えていたところだったので、格子を多用する事は様々なレイヤーで最も有効な手段であった訳です。
以上の様に地域の特異性を少しずつ建築に含めることで、この地域に元々伝わった建築ではないにせよ、この地域だから出来る建築へと進歩していると設計を進める中で感じていたりもします。
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山中コ~ジ
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