様々なデザインのスタディをCGで見ていく by 山中コ〜ジ
現場が続いていますが、以前決定されていないところが30%くらい残っています。
30%といってもそれはスケールの問題で、建築をクオリティ高く完成させる為の重要度は70%以上ある部分について、ほとんどがスタディ段階です。
ファサードについて、インテリアについて、建築の完成と共に決定されるべきところが非常に多いということ、今回我々が取り組んでいる設計の内容が、かなり複雑になっているという事でもあります。
それは住宅の設計のように、「暮らす」という日々の生活シーンに対応する様な、大らかな包容力を持つ建築ではなく、今回の物件はほとんどの例外を除き、ある一定のプログラムを達成するという指名を持った建築でもあるからでしょう。
目下、我々が苦しんでいるのは、インテリアについてです。
間仕切りの入り方、そして、その間仕切りが空間にどのような影響を及ぼすのか。
模型では非常に検証し難い部分です。
最近は、簡易的な空間を3Dに起こしつつ、マテリアルを貼りながら検討をしています。
また、空間を分割する為の家具についても検討がなされています。
この家具は、既に模型では表現し難い形状になっており、最終的に3Dに頼らざるをえなくなってきました。
これまでは数時間かけながら、スタディ模型を大量に作り検討を重ねてきましたが、精度や合理性、空間の認知等の点から今回はコンピューターによる3Dに委ねました。
これまでの我々は”物(模型)”を作る事で”物(建築)”について検討するという行為に、縛られすぎていたのかもしれません。
冷静に考えれば、模型でもリアルな建築を理解する事は無理だからです。
そう考えると、建築についての可能性を導きだす事も、模型という呪縛から解放される事でこれまでより以上の可能性に我々は触れることができるということです。
ただ、その可能性には危険性をともないます。
バーチャルでしか物を検討出来なければ、作り方への興味や作法を知らなくなってしまう恐れがあります。
特に、模型を作らなくなった世代が大半を占めれば。。。
この両者のバランスを何処でとるのかは、丁度我々にその選択肢を任されているのかもしれません。
巷では、アルゴリズム建築について話を聞く事が増え続けています。
その内容へと、この話は結びついて行くのでしょうが、その是非について何らかの結果を出す時代が、きっと近いうちに訪れるのだろうと、個人的に期待感を持って仕事をしています。
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それから、JDYについて重要な発表があります。
これまでずっとプロジェクトネームが"JDY"となっていましたが、4月1日にいよいよショップ名が発表されます!
いよいよ仕事は最終仕上げにさしかかろうとしています。
皆様どうぞご期待ください。
GENETO
山中コ~ジ



