ホームページ制作事業の未来 | OWLet(アウレット)伝道物語★すべての中小企業にWEBの恩恵を!

OWLet(アウレット)伝道物語★すべての中小企業にWEBの恩恵を!

OWL(フクロウ)から生まれたフクロウの仔【OWLet】(アウレット)。
OWLetというWEBテクノロジーを普及させるべく日夜走りまくる男の日記。
革命を起こすはずのITサービスの誕生から成長を綴る。

【ホームページ制作事業の未来】


社会は、たゆまぬ変化を通じ、長い間には進化する。

製造業が基盤であった戦後の産業社会は、
時代の流れとともにサービス社会に変貌し、今ではいわゆる情報社会へと進化してきた。
1990年代前半、経営学の世界的大家たちは、次の時代には製造、サービス、情報の各セクターは知識に依存するようになり、企業組織はさまざまな形で知識産業の主体へと進化していくと言っていた。

2012年、現に社会はそうなった。

$革命的WEBサービス『Genesys』 IT業界で稼ぐはずの男の日記

これをミクロ化して、ホームページ制作業界に置き換えてみよう。

初期のホームページ制作事業=「モノづくり」が事業の核
今のホームページ制作事業=「サービス」が事業の核
これからのホームページ制作事業=「情報」が事業の核
未来のホームページ制作事業=「知識」が事業の核
となるのか!?

製造業的に捉えてみると、ホームページ制作事業の未来はどうなるかがよくわかる。
他の製造業が辿ってきた道と同じ道を歩むしかないのだ。
中国やベトナムに代表される海外の低コスト製造に駆逐される
策なき道を歩み続けるならそうなるに決まっている。
ホームページを作ることができること自体、市場では優位性を保つ要因にすらならなくなる。
いや、既になりつつあるよね。


以下、比喩的な表現で綴っていくが。
ホームページ制作事業は、IT業界における単なる「第二次産業」にすぎなかった。
しかし、先端を行く制作事業者は、
技術革新によりホームページ制作事業は、「第三次産業」へと変革している最中だ。
正しく言うと、「第二次産業」+「第三次産業」だ。
様々な技術的機能の付加や専門性あふれるアフタフォロー、コンサルティング等のサービス業的要素が拡大の一途だ。

しかし、
基盤となっている第二次産業の製造分野が、
海外低コストの攻勢を受ければ、ひ弱な事業者など、ひとたまりもなく駆逐されてしまうだろう。

ホームページ制作事業の生き残り策を考えるに、
日本の各産業を省みることでヒントを得られないだろうか?

規模だけを誇りあっさりグローバルスタンダードに呑みこまれた「鉄鋼産業」
多角化のあまり強味を活かしきれず技術力の成長を鈍化させ競争に敗れた「家電産業」
海外に活路を見い出すも海外市場の凋落で瀕死の重傷を負った「自動車産業」

日本経済を牽引してきた花形産業は、時代と世界に、ものの見事に敗れ去ったり、苦戦を強いられている。

唯一検討しているのが、「電子デバイス(部品)」業界だ。
徹底的に強味に特化し、その強みをさらに磨き上げて、積極的に勝負を挑んでいるこの業界だけが、
世界を相手に活躍している。
ホームページ制作事業にとって、ここに一つのヒントがあるはずだよね。


そして、
見事なまでに世界の潮流に呑みこまれたのが、「携帯電話」業界だ。
つい数年前まで、隆盛を極め、「栄華はどこまでも」と思われていた携帯電話業界も、
たった一人のイノベーターによって、国内市場においても主役の座を奪われてしまった。
言うまでもない、スティーブ・ジョブス率いるアップルだ。
アップルは、メーカーである。だから第二次産業の会社なのだろうか?
一概にそうとは言い切れない。
多分に第三次産業、つまりサービス業の側面を持っている。
日本が世界に誇るゲーム産業の雄である任天堂においても同じことが言える。
任天堂はメーカーである。が、第二次産業の会社なのだろうか?
大いに第三次産業の顔を持っている。

アップルも任天堂も、
第二次産業である「モノづくり」という基盤を徹底的に磨き上げ、第三次産業の顔で世界を制した。


僕らがいるホームページ制作業界も、
電子デバイス業界やアップルや任天堂から、5年10年先の生き残りのヒント(知恵)を得られるかもしれない。


そして、
未来のホームページ制作事業にとっての「情報」とは? 
さらにその先にやってくるであろう「知識」とは?  ・・・・・・・・・・・


やっぱり自分のいる業界だし、夢や希望を持てる業界になって欲しいなぁ。