Dr. ニューモシスチス肺炎治療薬のサムチレール(Atovaquone)は治療薬としては1500mg 2X/日なのに、予防薬としては1500mg 1X/日なのはどうしてですか?

Ph1:治療薬の適応として1500mg 2X/日で使用されてきましたが、予防薬の治験の際にコンプライアンスをあげるために1日1回になったようです耳

Dr. フェロミアと酸化マグネシウムの併用でキレート形成がありますか?
Ph1:キレート形成は特に報告されていませんが、in vitro試験でpHの上昇により難溶性の鉄重合体を生成することが報告されています。
Ph2:臨床的にはどうなのですか?
Ph1:?・・・・ガーン

(^^)/コメント;ここではキレート形成の問題を聞いているのではなくて、添付文書などに相互作用が記載されているのでDr. はそれらの臨床的影響を聞きたい訳ですから、聞かれたことだけ回答していては駄目ですね。

基本的に制酸剤耳やPPIの服用などによるpH上昇耳でも、お茶での服用で結合体を作っていても、鉄剤の鉄の含有量が多いことと、鉄欠乏性貧血のある患者さんでは吸収能が高まっているので、問題はないと思いますグッド!

Ph1:Drからシンガポールのクスリについて調べて欲しいということで回答しました。
Ph2:何で調べたのですか?
Ph1:マーチンデールです。
Ph2:みなさんはマーチンデールって知ってますか?
Ph3:?・・・・

Ph2:マーチンデールは世界各国の医療用医薬品、一般薬他が掲載されていて、内容的にも添付文書レベルよりも高くIFレベルの情報が記載されています耳
米国の医薬品掲載になりますが、それよりも情報量が多いのはAHFSですね。AHFSはASHPの薬剤師が編集しているので、内容の信憑性も高いといわれています耳
Drugdexはオーストラリアに本社があり、米国に限らず、世界各国のスタッフが随時医療論文を検索してデータベースがアップデートされています耳
それで記載がなければPubMedを引いてレビューすることになりますね。回答までの時間、目的に合わせて問い合わせに使用するリソースを選択しなければなりません目

Ph1:ノルバテックスの代替品を選択する患者背景と経過はどうなりましたか?
Ph2:?・・・・

(^^)/コメント;乳がん患者の薬物療法は2011年のSt. Gallen(ザンクト・ガレンと呼びます)の乳がんカンファレンスで薬物治療の大きな方向性が出されているので、きちんと確認できるようにしておけると良いですね目
分類は
○乳がん細胞のホルモン感受性(エストロゲンとプロゲステロンのどちらか陽性)
○HER2感受性
○Ki-67値
で分けられますグッド!

1.ホルモン陽性であれば、LuminalAとLuminalBに分類され内分泌療法を行います。
 LuminalAは内分泌療法単独の場合です。
 LuminalB
  さらにKi-67と言う腫瘍マーカーが高ければ +化学療法
  HER2か過剰発現か増幅していれば +抗Her2療法(ハーセプチン) を行います。
2.HER2陽性(ホルモン陰性)→ 抗Her2療法 + 化学療法
3.Triple Negative→ 化学療法
 になります耳耳

Ph2:ホルモン陽性でも閉経前は卵巣でエストロゲンが作成されているので、タモキシフェン(ノルバッテクス)やトレミフェン(フェアストン)などの抗エストレゲン薬が選択になり、閉経後は副腎のアンドロゲンがエストロジェンに変換されるので、アロマターゼ阻害剤(アリミデックス、アロマシン、フェマーラ)が使用されます。
ノルバッテクスはCYP2D6活性が低い患者では効果が落ちるので、遺伝子多型の確認をした方がよいですねグッド!。日本人では2割弱に相当すると思いますかお
Ph3:だとするとノルバテックスはもう要らないクスリなのかな?
Ph2:ノルバテックスは古いクスリで、10年再発率の低下や15年の乳がん死亡率低下のエビデンスがありますが、フェアストンはそこまで無いので難しいところでしょうか。

Dr. ランマークの腎機能障害時の投与量、HDの影響について教えてください。
Ph1:腎機能障害時、HDの用量調整は特に必要ありませんが、
腎機能障害時にはカルシウムの尿からの再吸収機能及び胃腸管での吸収機能が低下している可能性があり、低カルシウム血症が起こる可能性があるので慎重投与になっています耳

(^^)/コメント;モノクローナル抗体製剤なので、一般的には腎機能障害、HDは考慮しなくても大丈夫だね。Vdも血漿ボリュームと同じくらいのはずですグッド!