Dr. カバサールを服用している患者で副作用が出たためミラペックスに変更したい。効力比はどれくらいか?

Ph1:カバサールとビシフロールの場合は、1mgから1mgへの臨床試験があり1:1位になります耳(0.5でも可という臨床使用もあり)。
ミラッペックスはビシフロールの徐放になり、持効性のため、投与量が少なくてすみ、0.75換算耳です。

Dr. 急性膵炎の患者にアムビゾームを使用したいのですが大丈夫でしょうか?


Ph1:トリグリセリドがかなり高いと過剰な膵液分泌がおこり、膵酵素による膵炎をおこすことが報告されています目

膵臓内でTGが高くなると膵臓内で分解されて遊離脂肪酸とリゾレシチンが増え、リゾレシチンが炎症を起こすことも報告されています耳。海外では脂質異常のある急性膵炎には脂肪乳剤投与が禁忌になっていすね。

まずはTGなど血清脂質に異常がないか確認が必要だと思います。アムビゾームに含まれる脂質の量は少ない(213mg/Vなので、せいぜい1g)ので、TG代謝が正常であれば、通常のAMPH-Bを使うよりアムビゾームを使用した方が有益性が高いと思いますがどうでしょうグッド!


(^^)/コメント;安定した膵炎患者でTG代謝異常がなければ、比較的安全に脂肪乳剤を使用できるというレビューもありますね。

Ph1:ケトン食の患者さんはどれ位いるの?
Ph2:小児科に、年に数名はケトン食導入目的で入院しています。
Ph3:ケトン食ってどれ位つづけるのですか?
Ph1:ケトン食は、てんかんの薬物治療をおこなっても効かない難治性の患者さんに導入するんだけど、欧米の方が進んでいるね。自分ではあまり経験していないけど、文献的には2年位続けると思うよ目


(^^)/コメント;てんかんは分類や薬物療法が分かりにくいけど、大まかに整理しておくと良いね。
てんかんは痙攣だけでなく、幻視や幻聴,奇妙な匂いなど、運動、感覚、感情の異常もはいります。

単回ではなく、慢性的に同じ発作を繰り返す場合を「てんかん」とよびます耳。熱性痙攣や一過性の脳機能障害で起こる失神などは、てんかんと区別されます耳


てんかんは、色々な分類がありますが、国際抗てんかん連盟の分類が良く知られていますね。発作型として分けるのが分かりやすくて、まず大きく、部分発作と、全般発作の2つに分けられ、その他に未分類てんかん発作として新生児発作があります。1981年の分類は2006年に改訂がなされていますが、部分発作については1981年の発作分類が分かりやすいため、そちらが覚えやすいです目


○部分てんかん(部分発作)は耳
 ・単純部分発作:体の一部の痙攣、恐怖感、奇妙な匂いなど、運動、感覚、感情の異常です
 ・複雑部分発作:単純部分発作様症状があり、さらに意識低下を伴うことがあります
 ・二次性全般化発作:二次性に強直間代発作を起こす場合 

○全般てんかん(全般発作)は耳
 ・欠神発作:前兆がなく,5~15秒程度の意識消失があります。小児に多くちょっとの間ぼんやりした感じで記憶がないこともそうですね。
 ・強直または間代を呈する発作:全身の痙攣発作で意識を失い,眼は見開いて硬直した(強直相)と、体の痙攣(間代相)が現れ、数分間持続します
 ・ミオクロニー発作:筋肉の緊張による不随意運動で、時に強直間代発作を伴います
 ・脱力発作:全身の力が抜けガクッとする発作です

○新生児発作耳:出生後1週間くらいで、感染や電解質異常、原因不明も含め、様々な要因によって、新生児に起こるけいれん発作です。

また,発作のタイプではなく,発症年齢や発作の症状、脳波パターンなど共通する症状から、症候群としてグループ化する分類があります。代表的なものに,難治性で乳児期に発病するてんかん症候群として,

1歳までに発症するWest症候群耳

2歳以降にWest症候群などのてんかん症候群から移行するLennox-Gastaut症候群耳などがあります。

West症候群の症状は全般発作であり,全身の筋痙攣が起こり、上肢の挙上、頭部の屈曲を起こし、頭部を何度も屈曲するため、点頭てんかんともよばれます。

薬物療法目

○部分発作に対しては,カルバマゼピンが第一選択薬でグッド!,第二選択薬としてフェニトイン,ゾニサミドが上げられ、バルプロ酸も選択薬の一つです。これらの抗てんかん薬の治療で十分な効果が認められない部分発作には、新しいてんかん薬であるガバペンチン、トピラマート、ラモトリギンやレベチラセタムの併用が推奨されます。

○全般発作の多くはバルプロ酸が第一選択薬として用いられますグッド!。全般発作の第二選択薬はタイプによりますが、フェニトイン、クロバザム、エトスクシミド、フェノバルビタール、クロナゼパムなどです。

○新生児発作には2008年に静注用のフェノバルビタールが承認されましたね。

Ph1:白内障の術後の点眼には何を使ってますか?
Ph2:ジクロード、リンデロン、クラビット点眼が代表的です。

Ph1:術後炎症を抑えるのならば、ステロイドで十分だと思いますが、ステロイド点眼とNSAID点眼の療法を併用するのはどうしてですか?
Ph2:?・・・・ガーン

(^^)/コメント;術後炎症にはステロイドもNSAIDも同等に効果があるとされているけど、黄斑浮腫発生予防にはNSAIDの方が優れているとされています耳。併用することで単剤よりも炎症効果がさらに抑えられ、黄斑浮腫発生予防が期待できるからですね耳耳

Dr. 腹膜透析毎日、HD/週の患者が蜂窩織炎(ほうかしきえんと読みます)目で抗菌化学療法を行うのでセファゾリンとフロモックスの用量調整について教えてください。

Ph1:CEZは1g を2時間毎、フロモックスは2T 2Xです。
Ph2:蜂窩織炎は主に黄色ブドウ球菌による真皮から皮下組織までの感染症だけど、中等症以上の場合は点滴治療が必要だし、βラクタム使用で治療に反応しない場合はVCMが必要耳。全身症状が強くて壊死や痛みが強ければ壊死性筋膜炎耳の場合もあるので病棟担当者としっかり連携してね。