金沢のMさんに推薦して頂いたDVD「夜のピクニック」を観ました。
衝撃だったのは、「Mさんが」これを勧めたという事。顔に似合わないでしょ(笑)Mさんごめん。
内容はその高校の伝統行事である歩行訓練。夜通し24時間ただ歩く、というもの。う~ん、説明しづらいのでこちらをご参照下さい → http://www.omc-card.co.jp/movie/picnic/
何か高校時代を思い出しました。
高校野球が青春だった自分。でも最後の夏の大会ではエースが打ち込まれてセカンドを守っていた自分の頭の上を鋭いライナーが何本も通り過ぎ、何も出来ず。横っ跳びでボールをキャッチする事もジャンプして右中間へ抜けるのを阻止する事も叶わず。ただ、上を飛んでいくボールの少し汚れた白さと真っ青な空と少しの雲をはっきりと思い出す。
毎朝、昼休み、ティーバッティングを続けたり、ランニングで学校に行ったりと努力しているつもりだった自分は、その試合の趨勢をひっくり返すにはあまりにも無力でちっぽけな存在だった。
試合後、高校野球を中心とした生活を終えた皆は泣いていたが、自分の眼からは涙が出てこなかった。泣こうとしたが泣けなかった。むしろ清々しく、世の中、努力したからといって必ず報われるとは限らない、という当たり前の、それでいて悲しい現実を知る事が出来て大人になった気がしたのを覚えている。
自分ひとりの力ではどうする事も出来ない。それが団体競技の難しさでもあり、逆にひとりひとりの力は微力でも結集されれば大きな力になる可能性がある、というのが面白さでもある。
でも、だから努力は無駄か、と言われればそうは思わない。努力しなかったらもっと後悔するし、酔いたいじゃないですか、努力している自分に。ひとりで努力を続けるのではなく、皆で一緒に頑張る、皆にも頑張らせる事が出来なかったのがその時の私やチームに足りなかった事なのだと思います。
観終わった後、何となく爽やかな気持ちにさせてくれる、そんな素敵な映画でした。Mさん、ありがとうございました。
でも、やっぱりこれを観てるMさんを想像できないです(笑)
では。