城山三郎著、「官僚たちの夏」を読みました。
今までは小説を読んだものを映像で観る、つまり映画やドラマで、という事が多かったのですが、今回は先に映像を観てから小説を読むというパターン。
結論から言うと今ひとつだった。
何というか・・・割と起こった物事が客観的に淡々と書き連ねられていてそれが城山さんの特徴でもあるのでしょうか、高杉良や江波戸・清水らの企業小説と比較すると自分としては物足りず、心の中にグッ、と迫ってくるものがありませんでした。ただ、当時の日本を取り巻く情勢や背景が判るように描かれていたし、人生どうにもならぬ事の方が多い、という事を感じさせてくれました。最初に本を読んでいたら今ひとつ、にはならなかったのだと思いますが、テレビで見た期待が大きすぎたせいか、ちょっと残念。
しかもテレビで見たシーン、どこにも出てこなかった(T_T)
しか~し、同じく城山三郎著の「祖にして野だが卑ではない」を購入し、読破しました。古い本ですが、国鉄の5代目総裁石田禮助の生涯を描いた本。清廉潔癖でまっすぐ進む老翁の話。こちらは、面白かったです。
粗野だが卑屈ではない、ずるくない。そんな生き方も素敵です。
では。