フランス新型飛行機 他国との協力は「我々の主導が条件」と開発元は強調 量産開始目標はいつ頃?
乗りものニュース
26/9/1(火) 15:12配信
協力はなくとも単独で作れるとも豪語
航空宇宙メーカー、ダッソー・アビエーションのエリック・トラピエCEOは2026年8月26日、ラファールの最新鋭タイプとなるF5の市場投入時期について、2033年から2035年頃になるとの見通しを示しました。
この件は、パリで開催された「フランス企業家会議」の際、フランス国内の経済系メディアであるBFMビジネスのインタビューに応じた際に明らかにされました。
ラファールF5は、従来型ラファールの単なるアップグレードにとどまらず、次世代戦闘機として大幅な機能強化が図られています。具体的には、次世代空対地核ミサイル「AS4G(第4世代空対地核ミサイル)」の運用能力付与、高性能な電子戦システムの搭載、無人航空機との連携などが計画されており、同戦闘機と連携する新型ステルス無人戦闘機の開発も進められています。
このF5計画は、ドイツ、スペインとともに進めていた欧州共同戦闘機計画「SCAF(将来航空戦闘システム)」における欧州戦闘機の開発計画が6月に頓挫したことを受け、フランスにとって優先度の高い計画となっています。
ただし、ラファールF5の計画も順調に進んでいるわけではありません。当初予定されていた、アラブ首長国連邦(UAE)からの最大35億ユーロ(約6475億円)の資金提供を受けられないことが、4月にほぼ確定的となっています。
この資金提供の見返りとして、フランス側はUAE向けラファールの将来型アップデートや、F5の優先配備などの権利を提案したとされます。しかし最終的には、ラファールF5の技術をどの程度UAEに公開するかをめぐって対立が生じたため、資金提供は見送られることになりました。
トラピエCEOはラファールF5について、現時点では外国との共同開発は行っていないと説明し、機体の開発については「単独でできる」と強調しました。ただし、「外国企業との協力は可能」とする姿勢も示しており、以前から他国との協力については含みを持たせています。一方で、「ダッソー側がその協力の形を提案する」としており、あくまでダッソーが主導して開発を行う方針は明言しました。
ダッソーがここまで戦闘機開発における主導的な立場にこだわる背景には、フランスにとってラファールが単なる制空・対地攻撃用の戦闘機ではなく、フランスの核戦力の一翼を担う戦略兵器であるという事情もあります。自国の核戦略に直結する兵器であるため、関連する多くの技術をブラックボックスとして維持する必要があります。
乗りものニュース編集部
(引用終わり)
ドイツと決裂した時もだけどフランスって共同開発国に対して「ワークシェアリングもサプライチェーンも全部フランス国内で構築する、仕様にも口出ししないで欲しい、でも開発費は共同国で頭割り、お財布になってくださいね」って本音を隠そうともしないんだよなぁ…
フランス主導でやりたいなら、産油国とかで資金が潤沢なところしか無理じゃないかな?
先進国は資金出しても自国産業の恩恵が無ければ参加しないだろうから。
サウジアラビアも自国のハイテク産業創設に尽力していますから、「カネは出せ、だが口は出すな」というフランスに付き合う理由もない。
ある意味、フランスの俺様主義は、日本の兵器輸出の反面教師ですね。
一大国に過ぎないフランスは軍事大国から脱落するのは時間の問題です。
現時点で第六世代戦闘機用エンジンを二社に競走開発させている米帝の変態ぶりは真似できませんが、
次世代戦闘機用エンジン開発を先行させた日本の先見性を高く評価すべきです。
次世代戦闘機の肝はそれを支える高出力軽量小型エンジンです。
それがないフランスは米帝から次世代戦闘機用エンジンを調達するか、日本から調達するかの選択肢しかない。
中ロから調達することもままならない。
フランスにとって兵器開発は国内産業の保護・育成と同じ意味を持ちますからね。
ユーロファイター構想からもエンジンがフランス製が選ばれなかった事と艦載機仕様の開発に他国が難色を示した事で脱退。ドイツとの戦車共同開発や次世代戦闘機開発も空中分解しましたからね。フランスが共同開発出来るとすれば自国依りも格下の相手に資金参加、という形でしか無理なんじゃないでしょうか。
フランスはインドにラファールを輸出した際の契約で盛り込まれていた技術移転をブッチしてるので、UAE相手でも同じようなことをしていて納得しかない。UAEは金を払わずに済んだが、インドは大金支払ってパキスタン軍の中国製戦闘機にラファールを撃墜されてる分、ダメージが大きいか。
インドは契約に無いライセンス生産機の品質保証をダッソーに求めたということも書かないと公平じゃないよ。
フランスの対策としては、三発機にするか、単発の無人戦闘機とするか。