ロシアのウクライナ侵攻の日数がついに「大祖国戦争」超え #エキスパートトピ
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26/1/12(月) 22:33

服部倫卓
北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター教授

ソ連が第2次世界大戦で約2700万人とされる甚大な犠牲を出しながらナチス・ドイツ軍を撃退した戦い、いわゆる「大祖国戦争」は、1418日間に及んだ。そして今般、1月12日に、ロシアのウクライナ侵攻開始からの日数が、その1418日間を超えた。プーチンが開始したいわゆる「特別軍事作戦」は、その長さにおいて、ロシア国民の歴史上最も苛烈だった大祖国戦争のそれを、上回ったことになる。

ココがポイント
ロシアのウクライナ侵攻開始からの日数が12日、(中略)ナチス・ドイツ軍を撃退した独ソ戦の日数、1418日間を超えた。
出典:共同通信 2026/1/12(月)

ロシアの首都モスクワで9日、第2次世界大戦の対独戦勝記念日を祝う式典が開かれた。
出典:BBCニュース 2025/5/10(土)

エキスパートの補足・見解
80年前の大祖国戦争と、今日の「特別軍事作戦」は、その長さにおいてはついに肩を並べたが、ロシア国民にとっての位置付けは、まるで異なる。

ナチス・ドイツとの激闘は、文字通り、自分たちの国・国民の生存をかけた戦いであった。その意味では、今日の戦争は、ウクライナ側にとってみれば、大祖国戦争と同じくらいの大試練である。

それに対し、今日のプーチン体制は、強権ではあっても、意外に自国民には甘い政権だ。2022年9月の部分動員が、国民にパニックを引き起こしたことを教訓に、その後のプーチン政権は、特に大都市部の住民には、なるべく戦争の影を感じさせないような政策を採っている。
そして、必要な兵員は、辺境・少数民族・囚人などから集中的にリクルートしたり、最近では外国人傭兵を投入したりして賄っている。

私は昨年9月にロシア極東・シベリアの5都市を視察したが、その際に感じたのは、「ロシア国民にとり、ウクライナでの軍事作戦は、遠い異国で自国が手掛けているPKOのような感じなのだな」ということを実感した。「自分事」として捉える人が少ないので、反対運動のうねりも生じにくい。

(引用終わり)
ウロ戦争は大大祖国戦争?超大祖国戦争?

>プーチンが開始したいわゆる「特別軍事作戦」は、その長さにおいて、ロシア国民の歴史上最も苛烈だった大祖国戦争のそれを、上回ったことになる。

長期戦争はプーチンを罷免させるには十分な理由だ。
ロシアの人民を虚しく死なせ、ロシア経済にも莫大な損害を与えた。

>必要な兵員は、辺境・少数民族・囚人などから集中的にリクルートしたり、最近では外国人傭兵を投入したりして賄っている。

北朝鮮軍だけでなく、韓国軍や人民解放軍も総動員しないと勝てない。