GDPでドイツに抜かれ、インドが抜くかもしれないといわれるが、気にする必要はない
現代ビジネス
24/6/4(火) 6:04配信

中国が米国を追い抜くという話はどうなった?

 投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェットの金言は数多くあるが、「メディアが賢ければ賢いほど、投資家は繁栄する」もその一つだ。

 皮肉やブラック・ジョークが好きなバフェットの言葉だから、この言葉は「読み替える」必要がある。つまり「メディアが賢くないから、投資家が繁栄しない」ということだ。

 もちろんバフェットは、かつては永久保有銘柄とされたワシントン・ポストを始めとする多数の「メディア」に投資してきた。実際、初期のバフェットの成功には、ワシントン・ポストだけでは無く多くの新聞社の成長が貢献している。

 また、ロイター 2014年8月15日「米バークシャーがチャーター株保有、ディレクTV株減らす=報告」を始めとする映像メディアにも積極的に投資してきた。

 だが、そのメディア業界に精通しているバフェットが、メディアの「報道」に対しては辛口だ。例えば「新聞の最も重要な情報は、三行広告の中にある」と述べている。

 三行広告は、求人や売りたい商品の告知などを企業自身が費用をかけて出稿するから、切実なビジネス(経済)ニーズの反映だというのだ。

 記者が取材した記事や「社説」などよりも「広告」の方が情報としての価値があるというのは、バフェットらしい皮肉である。

 事実、日本経済新聞 2020年12月10日「中国GDP、28年にも米超え 日経センター予測」を始めとするメディアの「チャイナ・アズ・ナンバーワン」騒ぎを振り返れば、バフェットの「メディアが賢ければ賢いほど投資家が繁栄する」という言葉の真の意味がよくわかる。

 現在、昨年8月31日「中国は崩壊か? それとも『失われる50年』か? いずれにせよ日本のバブル崩壊以上の惨劇が待っている」との状況に陥っているのは明らかだ。

 念のため、少なくとも2008年発刊の拙著「韓国企業はなぜ中国から夜逃げするのか」以降、2019年1月9日「客家・鄧小平の遺産を失った中国共産党の『哀しき運命』を読む」など多数の記事で述べたように「中国の目覚ましい経済成長」に対して、私自身は非常に懐疑的であった。

 そのようなメディアが、日本経済新聞 2月25日「名目GDP、ドイツに抜かれ4位 23年4兆2106億ドル」、同4月21日「インドのGDP、来年日本を抜く IMF推計 4位浮上、円安で早まる」のように騒ぎ立てている。

 もちろん、統計上の数字に基づいた話だが、「中国がGDPで米国を抜く」という話も、経済成長率などの「数字に基づいたもの」であった。意図的なものであるかどうかはともかく、「数字は嘘をつかないが、噓つきは数字を使う」の典型例に思える。

 統計は言ってみれば、「数字の羅列」である。人間は「数字」をそのまま信じやすいが、大事なのは「数字」の「背景」である。バフェットが主張するように、メディアは数字の背景を理解できるよう「賢く」なるべきであろう。

 だが結局のところ、メディアには多くを期待できないから、バフェットのように「自分自身で数字の背景を考える」ことが極めて重要だ。

日経平均が15年で5倍以上になった!
 「ドイツが抜いた!」、「インドが抜くかもしれない」という「騒ぎ」が起こるのは、日本人が自分の国に対して自信を持っていない証拠だとも言える。

 確かに1990年頃のバブル崩壊以来、日本経済が厳しい環境にあったのは事実だ。だが、それは「何と比べて」のものであったのだろうか? 
 よくバブル崩壊直前の数字と比較して「日本はこんなに悪くなった」と論評する事例を見かけてきた。しかし、「バブル」が異常であったのであり、その「異常」な数値と比較することに意味を見いだせない。

 3月1日公開「日米共に株価史上最高値、でも日経平均がダウ平均を上回ったことの方が重要」で述べたように、日経平均のバブル期最高値を超えるのに34年もかかった。しかし、そのことは、バブルが日本の34年分の成長を先取りしたことを意味すると考える。

 「将来の成長を担保に多額の借金を抱えた」が、34年間の地道な努力によって「全額返済」したということである。つまり、「借金」が無くなって身軽になった日本は、これから目覚ましい成長を遂げる潜在能力があるといえる。

 一例をあげれば、2009年3月10日の日経平均バブル後最安値7054円98銭(終値)から現在の4万円近辺まで、なんと5~6倍にも上昇している。しかも、現在でも、東京株式市場には、5大総合商社を「まとめ買い」した投資の神様バフェットが新たな投資を検討するほど、魅力的(割安)な企業があふれているのだ。

 このような素晴らしい「追い風」でさえ後ろ向きにとらえる、「日本悲観論」が日本の「沈滞ムード」の大きな原因であると考える。

「長所進展法」が日本発展の鍵
 もちろん、近隣の国々を始めとする多くの国々の人々と違って、日本人は「他人を非難(攻撃)するよりも、自らの問題点を探し出し反省・改善することを優先」する民族である。だからこそ、2021年2月28日公開「1400年の歴史、世界最古の会社が日本に存在している…!」のような歴史を紡ぐことができたのだ。だが、その「自己反省」もやりすぎると弊害になる。

 例えば、「ほめて育てろ!」ということがよく言われる。実際「お前はダメだ!」と言われ続けて育った子供は自信を失い、本当に駄目になってしまう。

 逆に、2021年1月25日公開「企業競争力の源泉=個々の従業員の長所は後からいくらでもで伸ばせる」5ページ目「長所進展法が最良戦略か?」で述べたように、「長所を伸ばす」ことが(個人の)人生成功の秘訣である。同様に国家においても、「長所を研ぎ澄ませる『長所進展法』」は有効だ。

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そして「日本が抜かれる」と、現在、日本ダメ論のネタに使われているドイツとインド経済の実情を「これで日本を上回る? 実はボロボロ・ドイツ経済、いつまでも期待先行のインド経済」で見てみよう。日本悲観論があまり意味のないことがわかろう。
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大原 浩(国際投資アナリスト)

(引用終わり)
株や投資、為替をマネー・ゲームの対象としか捉えていない人にとっては、GDPなどは参考指標、数値データの一つでしかないので、どうでもよいのだろう。
しかし、そこでリアルな生活をしている人にとっては、株価は上がって、物価も上がっているが、賃金はさほど上がらず、生活は楽にならない。という、実感を伴ってくる。

戦争で負け、経済戦争で負けたことを考えると、日本にはナンバー2の席はふさわしくないと思います。中国が米国に敗れたことは誰の目から見ても明らかです、今後はドイツやインドが経済戦争を戦ってくれるでしょう。
日本は国民生活も今一度質素なものに改めるべきと考えます。地価税の課税を再開し、強力に地方移転を進めるのも良いでしょう。

最も円高の2011年に1ドル75円台が今は1ドル160円近い。その間も日本人の平均賃金は400万円台で微減。つまり外貨で計算すれば日本人は半分の給料で働かされてる。給料半分になって輝かしい未来があるとすれば雇ってる方。だから株価も高騰してる
「所得倍増計画」といって高度経済成長が始まったが、それに近いことがまた起きて給料が倍になる(2011年に戻る)かね。自公政権の「所得半減計画」が進んでさらに半分になる確率の方が遥かに高いだろうね
このライターが国の経済が倍以上になった中国の崩壊を心配してる間に「日本崩壊」になっちゃったということ

こういうライターが間違った経済論を国内で広めるから、非常に困ったものです。
戦時中もマスコミは「日本はアメリカに勝つ!」と連日報道してたから、あの当時から国民を騙す気質は変わってませんね。

冷静に考えて、負債額が世界ワースト2位の日本が少子高齢化でこの先の未来が明るい訳が無いんですよ。

どこかで日本が大クラッシュする事ぐらい既に分かります。


>>「数字は嘘をつかないが、噓つきは数字を使う」の典型例に思える。

まさにこれですね
15年前と比べて株価は5倍だとか、バフェットが日本株買ってる!などというのはまさに騙す為の数字マジックだよね

世界第4位の経済大国といっても1人辺りのGDPは31位。今後少子高齢化で人口が急激に減少していくのだからGDPは減少の一途。
それで国家予算も維持できず社会保障費の負担は増加しつづけ、日本経済の縮小は避けられない中で今の株価を根拠に日本楽観論を主張するのは「嘘つきの方便」にしか聞こえない

インドの問題は製造業ではなくサービス産業、つまり人口ボーナスで経済が発展している所。いずれバブルが弾け、大失業時代が訪れる典型的な「中進国の罠」にガッツリはまってる。
インドは過大評価されているし、バングラディッシュの方が先に大発展するだろう。あの国は汚染も世界一だからそこらへんがどうなるか次第だけど。

日本人は「他人を非難(攻撃)するよりも、自らの問題点を探し出し反省・改善することを優先」する民族、と述べているがSNSの悪意ある書き込みや、小中学校のいじめの多さを見るとそうは言えないと思うよ。後、褒めて伸ばす事は否定しないけど万能ではない。伸びた伸びなかったを後付けで追認しているだけで科学的根拠は一切無いと考えます。

株屋の視点でしかない記事。
GDPグロスの順位下がるとかより一人当たりGDPつまり生産性が低いことが問題。で内需の日本において個人消費がマイナス、輸入赤字が問題。先行き株価下落に決まってるじゃんどう見ても。
つまり円安割安日本に世界の機関投資家マネーが流入し過ぎで株高なだけでいつか流出するし。でもって利下げの策もないし。誰が長期投資で日本に投資するのか?くだらない優待やら高配当など金融リテ低い日本人が買うだけ。キャピタル下落でもインカムでとんとんだと喜ぶ

【アベノミクスの綻びから家計を守る方法】
日本経済新聞
「低い実質金利の持続は過度の円安につながる可能性がある。円安に伴う一層の物価上昇があれば家計の購買力はさらに削り取られる」
この記事は10年前のアベノミクス初期のもの、
現在の円安は予測されていた。

日本は人口減少2%以上なのでGDPも2%くらい成長しないと社会制度を維持できない
特に社会保障費の伸びは3%以上で経済成長と所得上昇が前提の制度なのでかなり無理ゲー。
それを赤字国債で誤魔化し続けてる今のマクロ馬鹿政府では制度破綻は明々。

確かにGDPが何位かなんて意味がないけど
順位が変動した理由を探って、問題を把握し改善するためのきっかけを
作るという意味では危機感を持つのは間違いじゃないと思う。

ここ数年で成長したのは株価と株主配当だけ。
労働者が享受するはずだった報酬を株主が掠め取ってるだけと認識してますか?
それが成長というなら資本主義を名乗らずに、株主至上主義と呼びましょう。

違うな。

労働者の報酬を搾取してるのは、消費者で間違いない。

株主は自らの財産をリスクを背負い投資して、それに見合った配当を受け取ってるだけ。

一方、消費者は何もせずに他人の報酬の原資である利益を削らせて安くで物を手に入れようとしてる、そのくせ賃金上げろと騒いどる。

俺様は良いけどお前は駄目、お前が損して俺様が得するのは大歓迎このジャイアン気質が低賃金の最大の原因。



>「長所を伸ばす」ことが(個人の)人生成功の秘訣である。同様に国家においても…

日本では「出る杭は打たれる」という言葉があるように、長所を持つ者や勝者の足を引っ張り出来ない者・やらない者に合わせることを是とするからね。しかも何故か平等の名の下に行われることが多々ある…そりゃ伸びる芽がなくなるよ。

行き届いた清掃による清潔さ、笑顔あふれる接客、無視せず対応する行政サービス、定刻に着く電車などは、日本以外では得られないサービスです。
これらを達成するためのコストを削ってまてGDPを上げたいとは思わない。

政府が国家予算をアホみたいに使いまくってもそれが経済成長にはあまり結びつかないことは、この30年で証明されたんじゃないですかね。

もっともっと借金して使いまくりましょうということを言う人たちもいますが増えるのは借金ばかりで、このままでは日本経済の地盤沈下は避けられないそうにないですね。

若い子らが後ろ向きな価値観に囚われ過ぎ。メルオクやら廃止にして、新製品、新発売に目が向かないとGDP上がんないだわさー。 
 目はなぜ前に付いている? 前へ前へと進む為だ。ふりかえらないで、常に明日を目指してがんばりなさい!

こういうライターが間違った経済論を国内で広めるから、非常に困ったものです。
戦時中もマスコミは「日本はアメリカに勝つ!」と連日報道してたから、あの当時から国民を騙す気質は変わってませんね。

冷静に考えて、負債額が世界ワースト2位の日本が少子高齢化でこの先の未来が明るい訳が無いんですよ。

どこかで日本が大クラッシュする事ぐらい既に分かります。

気にする必要あるだろ、防衛費たった2%でこのザマだ
平和憲法掲げて、軍事に使わないのに
なんで経済で負けるんだよ
おかしいだろ
自民党の政策がクソおかしいからこんな事になるんだろうが
自民党の経済政策を糾弾し是正しなければならない。
日本のGDPが下がった「責任の10割は自民党と竹中である」と明記すべきだ

海外に工場を建てると、現地の国のGDPが増えても日本のGDPは増えません。よって、海外投資が多い日本の豊かさはGDPでは分かりません。

まともなマクロ経済政策を実行すれば日本は成長出来る潜在能力はある。
それには財務省の間違った増税・緊縮財政路線を変更させるしかないね。
PB黒字化とか日本を壊滅させる。

税金高いんや。
気にしろ。
気にならないんなら、
消費税をなくして、現代の法人税を二倍にあげて。
それならばきになるだろうから。
税金高すぎって記事が出てくるだろう。

確かに気にする必要はない。すでに日本は先進国ではなく、今の実力を考えればGDPは高過ぎ。過去の財産。



記事を読んでる途中で「えっ、これもしかして大原さんの?」って思った。

彼の視点はいつも10年ぐらい先を見てるから、目の前だけを見ている人には理解できないんだよね。

悲観的になる必要はないけど現在の立ち位置を把握する必要はあるよ。過去の栄光にすがり続けるのはみっともないしね。

出たよ。見たくない結果を見ずに一部の結果だけ見て「日本はまだ凄い、まだ世界をリードしてる」って言う落ちぶれ貴族発言。
記者がこういう記事を平気で書けるという事は日本の将来が不安でしかない。

気にしする必要はありません

気にしていたら少子高齢化と人口減少が続く日本はもっともっと順位を落とすので・・・

悪いところを悪いと認め改善することができず、言い方や見方を変えて自己満足してしまうからダメなんだと思う

生まれる人より死ぬ数が2倍、海外に売春、スーパーでの買い物は値段ばかり気にする。
気にする必要がないか

少しは気にした方がよくねぇ?衰退進行国なんだから、気にしない方がむしろ責任放棄だと思います。

日本の絶頂期はあと少しでアメリカを追い抜きそうになったらからな。

GDPのランキングなんてものは世界の期待度に過ぎない。

第二位のときには疑問を持たず
転落するとGDP に疑問を呈する



結局、誰に何を言いたいのか全くわからない記事だ。

これからもっと酷くなってくからそれどころじゃないって事かな?w

北朝鮮と肩を並べるから焦る必要なし

気にしようよ

気にした方が良い笑

ヤバいのは格差社会と老後不安。

ほんと無能が多くてよ。責任取れるのかよ。国力=為替。円が世界1安いのだから、気にするどころの話ではない。今、世界一やばい国が日本だ。円安も止まるわけがない。