経産省の次世代国産機構想、三菱重工泉澤社長「次期戦闘機でリソースがタイト」
Aviation Wire
MRJ, 官公庁, 機体, 解説・コラム — 2024年5月8日 23:43 JST
By Tadayuki YOSHIKAWA

 三菱重工業(7011)の泉澤清次社長は5月8日、経済産業省が今年3月に示した次世代の国産旅客機構想について、現時点で具体的な計画を持っていないとしつつ、同時期に日英伊3カ国による次期戦闘機の開発が進んでいるとして、「リソース的にはタイトだ」との見解を示した。

 経産省は2035年以降をめどに、次世代の国産旅客機開発を官民で進める案を3月27日の産業構造審議会で示した。三菱重工によるリージョナルジェット機「三菱スペースジェット(MSJ、旧MRJ)」が2023年2月に開発中止となったことから、1社の単独事業ではなく複数社の参画による開発を促し、経産省が研究費などの面で幅広く支援し、MSJ失敗の反省点を生かすとしている。

 泉澤社長は「大きな方針が出た段階で、具体的な計画を作る段階ではない」と述べ、現時点で具体的な計画を持っているわけではないと説明。一方、日英伊3カ国共同の次世代ステルス戦闘機プロジェクト「GCAP(グローバル戦闘航空プログラム)」は、2035年までに開発・配備を目指す計画であることから「非常にリソース的にはタイトであることもよく考えながらやっていく」と語った。

 MSJを開発していたMSJ資産管理(旧三菱航空機)は、今年3月31日付で解散。米国で試験を行っていた4機の飛行試験機は、社名変更を発表した昨年4月の時点ですべて解体済み。設計変更を反映した通算10号機(JA26MJ、10010)など、国内に現存する試験機もある。スペースジェットの開発で得た知見は、GCAPの開発に生かすとしている。

 GCAPは、ベースとなる英国の第6世代戦闘機「テンペスト」が2018年から開発がスタート。英独伊西の欧州4カ国が共同開発した戦闘機「ユーロファイター」の後継機で、日本は航空自衛隊が運用しているF-2戦闘機の後継としてGCAPに参画している。

(引用終わり)
今はF-3開発に集中すべきでしょう。
そして、F15J、F2戦闘機の性能維持に貢献すべきです。

F15J戦闘機に関しては、米国政府、米議会、国防総省、空軍省、米空軍、開発元ボーイング社の協力を得て、米空軍のF15Cを予備機や部品取り用として購入しておきたい。

F2もF16Vで穴埋めすべきですね。


もし、次期国産民間機の構想があるのなら、今はMRJに関しての記録をしっかりと保管することが大切だと思う。技術的な記録も大切だし、型式証明をめぐっての米航空運輸局とのやり取り、アメリカから招いたボーイングOBの技術者の意見などしっかり記録して残しておくべきだと思う。せっかく高給を払ってアメリカから招いたのだから、その意見を散逸させてしまってどうする。

それが失敗というものです。


既にMRJを担当してた技術者はF3の開発部門に移籍したとの記事が有ったはず。
この人達を再度移動させたり、新規に人材を採用するのは現実的ではないでしょう。

三菱はMRJで失敗したのは事実なのだし、参画するにしてもサプライヤーとしての役割が妥当でしょう…。

次世代国産機構想はMSJの失敗に懲りていない経産省の妄想に過ぎない。

マクロ経済政策に注目が集まるネットではとかく財務省や日銀の陰に隠れがちだが、
・エルピーダメモリ
・ジャパンディスプレイ
・MSJ
・エネチェンジ
等のように失敗を繰り返して、血税を浪費しながら、何の責任も取らない経産省こそ解体する必要がある。
財務省や日銀の政策に反対する人でも組織としての財政当局や中央銀行の必要性は認めるだろうが、そもそも経産省は存在そのものが不要。

顧客獲得のあてもないラピダスにも兆単位のカネをつぎ込んでいるが、そんなカネがあるなら、減税した方が良い。

自分たちの役職や天下り先増やすことしか考えて無いから、税金は幾らでも湧いてくると思ってるし

米国の数少ない競争力がある旅客機の分野を邪魔させないためにMRJは米国によって失敗させられたと解釈している。次の戦闘機は英国とイタリアと共同だろうからそうならない蓋然性は高いが売り先は決まっているのか。日本だけが市場なら戦闘機の価格は馬鹿高くなる。

>MRJは米国によって失敗させられたと解釈している

間違いです。
理由は
・旅客機の型式証明取得のノウハウが無く、延期を繰り返した
・設計段階では優位にあった性能が陳腐化し、競合であるブラジルのエンブラエルE-Jetに劣ることになった
・性能の陳腐化により、採算が採れるだけの機数が売れる見込みがなくなった
という点です。

そもそもMSJは米国ボーイングとの競合を避けるために、意識的に同社が手掛けない100席未満の旅客機というコンセプトを採用したのであり、米国への配慮は初めからされています。


ボーイングを脅かすような規模の機体ではないのでアメリカが邪魔をする理由もありません。


日本が次世代国産機を製造しても、日本は最終的には西側諸国に直面し、西側諸国の型式証明を得る必要がある。だから日本は中国のような巨大な市場と協力すべきだ。中国のC919の型式証明を認め合う

中国は自国で飛ばす旅客機は自前で用意できる(米国での型式証明取得は別論)のだから、わざわざ市場が小さい日本と組むメリットが無い。


MSJだけでなく、三菱はMH2000ヘリコプターでも失敗してますよね。アメリカの戦闘機のライセンス生産は出来ても次期国産機の単独事業なんてとてもじゃないけど無理だろうね。

旅客機がとか戦闘機がではなく、一国の経済と産業に責任を持つ役所なら、我が国の航空機産業をどうするのかを構想しなければ役に立たない。

>1社の単独事業ではなく複数社の参画による開発を促し、

体質が古い三菱と組んでもろくなことがないと思う。せめて口は出さずにお金と若くて優秀な人材だけ出したら?トップは別の会社の人がいいと思う。

経産省はなんで国産旅客機の開発にこだわるのか。国内で作りたいだけなら、ライセンス生産とかじゃダメなのか。次世代機なんて作れるのか。



今の三菱に国家プロジェクトを託すなんてリスクが多すぎる

じゃあ、どこ?


ぜひ、やってみるべきだと思う。販売までの道のりは長いが、売れれば
1機数百億✕数十機=兆円単位の売上が入ってくる。
だが技術的なハードルに加え、欧米の国際的基準に適合するものを作れないと販売のスタートラインに立つことが出来ない。三菱、川重、IHIだけでなく、しっかり欧米のメーカーのアドバイスを受けた上で計画をすすめるべきだ。
トップも無能だとエルピーダの二の舞になるのでいっそのことボーイングあたりの人にでも来てもらったほうが良いかもしれないな。

>三菱、川重、IHIだけでなく、しっかり欧米のメーカーのアドバイスを受けた上で計画をすすめるべき

そもそもエアバスやボーイングが直接競合する可能性があるクラスの旅客機開発に対して、妨害しこそすれ、アドバイス等する訳がない。

MSJは直接ボーイングと競合しないクラスのリージョナルジェットだったからこそ、ボーイングの部品製造を請け負う三菱も容認される形で開発ができた(が、三菱の能力不足で失敗した)。

リージョナルジェットでの再挑戦をしたいと経産省の官僚が妄想するなら、それは自由だが、税金を使うなら、今度は成功するという根拠を示す必要がある(経産省の資料は航空機ビジネスが有望という点を長々と説明しているが、有望な市場に当然参入してくるであろう競合他社にどうやって日本が勝つのかという点は何も説明されていない)。


はっきり言って日本にステルス戦闘機を開発する能力はないし旅客機の開発能力もない
次期戦闘機が出来るころには世界はもう次の技術に行ってるし、ステルスはインドが開発済、そして韓国がステルスもどきを開発済、熟成させてステルスに仕上げるだろう、韓国のそれは思いのほかカッコイイあれは売れる、言っちゃなんですが三菱の心神とか言う戦闘機もどきカッコ悪い
航空機はカッコよさが全てと思ってる、カッコ悪いのは性能も悪い。
次期戦闘機(できないけど)のつなぎにスェーデンのグリペンでも買っとけばいいんじゃない
コスパは相当いいと思うよ。

生活に不要な旅客機なんか呑気にいじくり回して遊ぶ余裕が、この国のどこにあるのか。財務官僚を筆頭に、霞が関の高級官僚は、在職時に溜め込んだ特権と利権を使って、退官後も複数回天下りを繰り返して、数億円、を稼ぎ、高級有料老人ホームで、上げ膳据え膳の介護を享受して、優雅な老後生活を過ごすわけで、その一方で、庶民は、介護保険だけ取られるだけで放置され、孤独死していくのだ。よく考えろ、軍事オタクや頭のおかしい飛行機オタクよ、お前の老後と国営企業とも言える三菱重工の飛行機、どっちが大切なのか。いま、日本国の社会状況は最悪な状態に入り、絶望的な未来しかないのだ。こんな記事を喜んで読み、のんきなコメントを付けている連中は、よほど金持ちか、高級官僚と同じく、相当悪いことをして一般国民を踏みつけにして利権と金を溜め込んだ悪人だろう、どう図星だろう。お前たちの老後は三菱が見てくれるのか、よくアホな頭で考えてみろ。




国内にエアバスの工場を誘致して、旅客機を丸ごと製造するノウハウを学んでいる中国と、部品だけ作っていたのに急に国産機を造ろうとして失敗した日本。

どちらが賢いでしょうね。

この社長の泉澤さん。
MRJの失敗で国の支援500億円が消えた。
記者会見で謝罪もなく「忸怩たる思い」と語った人。
いまでも社長だったとは、引責辞任もしないんだなと思った。

なぜ今更巨額投じようとするのかな。
経産は先見の明がなく打率10割で税金をドブに捨ててきた大罪省庁。
MRJにしても、国交に耐空審査能力無い状況で三菱はよくやったよ。

残ったMRJ10号機
なんとか愛知航空ミュージアムで
保存 公開してほしい
MH2000 MU-2と同じく
三菱の負の遺産として

GCAPは三菱。
つまり、次の旅客機は川崎とスバルに仕事を与えようと、そういう事です。

経産省が色々と手を伸ばすとプロジェクトは頓挫する。
重工は逃げるが勝ちだろう。

その通りです。
経産省の国策と称する産業政策に付き合うとMSJのように大損害を出すことになる。

経産省はプロジェクト開始時点では、政治家などに良い事ばかり吹聴して回るが、いざ頓挫すると逃げ回って、何の責任も取らない。


リソースがタイトではなくて、わが社(三菱重工)では、旅客機は作れません。が正しい言い方では。

まずはJCABにまともな審査能力を付けるところからじゃないかな?

経産相の予算割り当て確保ムチャ振りやんけ。f3すらできるか怪しいのに、旅客機とかもうあきらめろん。

次期戦闘機開発で最大のリスクは、トランプが大統領に当選すること。
日英伊の共同開発ということは、少なくともその3国にF35が売れなくことを意味するのだから、全米軍事産業を支持母体とするトランプが開発を中断させるために様々な圧力をかけてくるのが目に見えている

F-35に最も金を払った最優先国のイギリスにF-35を売らなくなる、という発想が凄いなあ。どういう理論でそうなるんだろうねえ?


トランプの支持母体が軍事産業(笑)
ないない

グリペン嫌いじゃないけど安くはないだろう。


安くてコスパ抜群のスェーデンのグリペン買っとけ

国産F9エンジンをグリペンに搭載することも検討すべきだ。