中国メディア、米国を保護主義的と批判-日本製鉄の買収計画巡り
Bloomberg
24/4/3(水) 19:22配信

A United States Steel site in Clairton, Pennsylvania, US. Photographer: Justin Merriman/Bloomberg

(ブルームバーグ): 中国英字紙チャイナ・デーリーは日本製鉄のUSスチール買収計画に対する米国側の反応を取り上げ、米国が「経済のグローバル化にとって最大の脅威」であることを示すものだと主張した。

中国共産党系の同紙は2日遅く配信した論評で、米国は外国貿易と投資に関して開放的で、市場への政府の干渉を最小限に抑えるという長年続けてきた政策から遠ざかりつつあると指摘し、日本製鉄が雇用保障と投資について約束しているにもかかわらず、米国側が買収に反対していることに触れた。

バイデン米大統領は3月、重要な同盟国である日本を動揺させるリスクがあるにもかかわらず、USスチールは米国の企業であり続けるべきだとの声明を出し、買収計画に反対を表明。大統領選を控えていなければ世論の注目も小さかったとみられる案件に大統領自ら異例の介入を行った。

日本政府はコメントを控えており、日本製鉄は計画を進めると説明している。

チャイナ・デーリーは「長い間、米国は自らを自由貿易の擁護者のように装い、中国に対しては、市場アクセスの拡大を認めず、外国人投資家に公平な競争条件を提供しないと非難してきた」が、日本製鉄の買収計画に加え「ファーウェイ(華為技術)やTikTokのような中国ハイテク企業を締め付けるために導入された数々の制約的な政策は米政府の主張と矛盾している」と論じた。

(引用終わり)
確かに。
中共は自分の利益に関係ないと途端に正道に頭がよくなる。
そして欲にかられると馬鹿になる。

中共がいう権利はない。
中国の非関税障壁はアメリカなんか比べものにならないほど多い。

以前にはトランプ政権の関税引き上げを「反グローバル」だと非難していましたね。

本当は、買収実現なら、中国からしたら、脅威だろう。

国民が土地すら買えない国が何をいうか。

以前、中国と親密な日本製鉄を通じてUSスチールの最新技術が中国に盗まれることをアメリカが懸念しているという記事を読んだ記憶があります。
その時は一理有るが考え過ぎではないかと思いましたが、この記事を読んで、以前読んだ記事の信憑性が増しました。
製鉄業界で日本と敵対関係にある中国のメディアが、日本の製鉄業界に利する米企業の買収を勧めるような記事を書くというのは、やはり裏に何かありそうですね。

ほう。日本製鉄が宝山鋼鉄股份有限公司を買収すると言ったら、中共は認めるのか。そもそも事業集中規制だの国家安全規制だのとあれこれ制約を課し、実質的に外資による中国企業のM&Aを阻んできたのはどの国なんだ。もっとも、莫大な含み損を抱える中国企業なんか、いまやどこも買いたいとは思わないだろうが。

身の程知らずも大概にしてください。どの口が保護主義とか言うんですかね。自分達の貿易が公明正大とでも思っているのでしょうか?呆れて物が言えない。

今、日米で食品、エネ資源、半導体等々の脱中国政策を構築していて、大分いい感じになってきてるので、吠えてるのでしょう。もう遅いけどね。

既に日米は朝鮮半島、台湾喪失を前提にした戦時体制ですからね。
日米本国で半導体などの戦略物資を生産供給する体制に移行しつつあるのです。

USSをNSが買収するのも重要な軍事物資である鉄鋼生産に活を入れるためです。
戦争になれば鉄鋼需要は鰻登り。
現状では不足していますから。

米中戦争が始まれば、北京中南海と並んで、中共の鉄鋼産業、半導体産業は重要攻撃目標となります。