「領土完整」発言の金正恩、またタンク部隊訪問…通常戦力でソウル占領を描く
中央日報/中央日報日本語版2024.03.25 16:02

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が11日ぶりにタンク部隊を訪問し、軍事現場活動を続けた。昨年末から「南朝鮮領土完整」など全面戦争を敢行することもあるという趣旨の「言葉爆弾」を浴びせ、これを現実化する手段として通常戦力の強化にも注力する姿だ。

朝鮮中央通信は25日、金正恩委員長が前日(24日)に朝鮮人民軍近衛近衛ソウル柳京洙(リュ・ギョンス)第105タンク師団と傘下の第1タンク装甲歩兵連隊を視察した、と報じた。この師団の名称に「近衛」「ソウル」が付いた理由について「祖国解放戦争(朝鮮戦争)当時に真っ先にソウルに突入し、傀儡中央庁に共和国の旗を掲げ、多くの戦闘で輝かしい武勲を立てたため」と説明した。

◆金委員長、「戦争準備」中の軍人に豊富な食事で忠誠心鼓吹

また朝鮮中央通信は、金正恩委員長がこの日、自らこれら部隊の訓練を指導しながら「部隊の戦いの準備と戦闘力を強化する綱領的な課題を提示した」と明らかにした。

軍内外では今回の視察をめぐり、金委員長が全面戦争を想定して軍の内部結束を狙っているという見方が出ている。この師団は、金委員長が13日に現地指導した「朝鮮人民軍タンク兵大連合部隊間対抗訓練競技」で優勝した部隊だ。

北朝鮮メディアが公開した写真を見ると、金委員長は部隊の食堂も視察したが、ここでは北朝鮮軍が米飯や肉のおかずなど豊富な食事をする場面があった。餓死者まで出ている経済難状況の中でも「戦争準備」に優秀な成果を出した部隊を特別に祝うことで、軍内部の忠誠心を鼓吹するものとみられる。

◆核・ミサイルだけでなく、通常戦力を積極的に取り入れた「戦争シナリオ」

しばらく核・ミサイル戦力高度化に没頭していた金委員長がこのように最近になって通常戦力の重要性を強調しているのは注目すべき点だ。

金委員長は6日に西部地区重要作戦訓練基地、7日に大連合部隊砲射撃訓練、13日にタンク兵大連合部隊間対抗訓練競技、15日に航空陸戦兵部隊、18日に超大型放射砲射撃訓練、19日に極超音速ミサイル固体燃料地上燃焼試験などの現場を訪れた。今回の視察を含めると軍事現場訪問は18日間で7回にのぼる。

韓国国防安保フォーラムのシン・ジョンウ事務局長は「金正恩委員長がミサイル発射のほか、実際の兵力投入を念頭に置いた一種の戦争シナリオまたはストーリーテリングを書いているとみられる」と評価した。

実際、一連の現場視察にはそれぞれ意味が込められていると分析される。西部地区重要作戦訓練基地訓練は特殊部隊の監視哨所(GP)襲撃を、砲射撃訓練は首都圏に対する長射程砲攻撃を示唆する。続いてタンク兵と空輸部隊でソウル占領と後方浸透を敢行し、超大型放射砲で韓国軍事施設を打撃する構想をしているとみられる。さらに迎撃が難しい固体燃料極超音速ミサイルで太平洋の主要米軍基地の増援戦力を遮断しようとする意図も見える。

韓国国防研究院(KIDA)安保戦略センターのイ・ジュング研究員は「北が金正恩委員長の指示に基づき『北朝鮮式核戦争遂行計画』を具体的に立てておいて、これを訓練・点検するとみられる」とし「有事の際、通常陸軍、歩兵部隊の訓練も重要だと考えているようだ」と話した。

◆タンクにもロシア技術か…軍が注視

こうした脈絡から、「有事の際、核武力を含むあらゆる手段と力量を動員し、南朝鮮の全領土を平定するための準備に拍車を加えるべき」という金正恩委員長の発言(昨年12月26-30日の労働党中央委員会全員会議)が改めて注目されている。南北関係を「戦争中の2つの交戦国家関係」と規定し、金正恩委員長が自ら「領土完整」意志を表明したのはこの時が初めてだった。

その後、金委員長は1月の最高人民会議の施政演説で、憲法に主権行使領域を正確に規定すべきだと指摘した。統一研究院のホン・ミン研究委員は「南北関係において敵対的な2国家関係、民族関係の断絶、国境線の再設定などを憲法に反映するための事前整地作業を対内外的にしている」と話した。

北朝鮮は23日、祖国統一民主主義戦線中央委員会会議を開き、「南北関係が同族関係、同質関係でなく敵対的な2つの国家関係、戦争中の2つの交戦国関係として完全に固着した現実で、全民族的な統一戦線組織の祖国統一民主主義戦線中央委員会はこれ以上存在する必要がない」とし、正式解体を決定した。

軍内部では金委員長の通常戦力強調基調には朝ロ軍事協力が影響を及ぼしたという見方もある。具体的に金委員長が13日の現場視察で直接運転した新型タンクにはロシアの技術が伝授された可能性が言及されている。当時、金委員長は「わが軍隊が世界で最も威力あるタンクを装備することになるのは大きな自負になる」と述べた。

このタンクは2020年10月の労働党創建75周年記念閲兵式(軍事パレード)で初めて公開された当時に比べ、外部の全面装甲が改良され、実戦配備されたと推定される。申源湜(シン・ウォンシク)国防部長官も1月、「先端戦力といえる航空機、そして地上武器の中では戦車に関連するロシアの複数の新技術が北に提供されている可能性がある」と述べた。ロシアの立場でも衛星と核・ミサイル技術より通常戦力に関連する技術の伝授の方が負担は少ないとみられる。

(引用終わり)
松竹映画「馬鹿が戦車でやって来る」は、山田洋次監督作としてはハナ肇と組んだ『馬鹿まるだし』『いいかげん馬鹿』に続く、『馬鹿シリーズ』第3作である。

「豚が戦車でやって来る」は、「豚丸出し」、「いい加減豚」に続く、『馬鹿シリーズ』第3作である。

緩衝地帯が地雷だらけなので、効率の低い戦車攻撃なんかせず、砲弾の飽和攻撃だろう。

やるやる詐欺ですか?北朝鮮が韓国を侵略なんか出来る訳が無い。
北朝鮮の兵士は腹ペコで戦争どころでは無い。今日を明日を食べる事でいっぱいいっぱいです。^_^

韓国に侵攻したら北朝鮮は崩壊する。そんなことはさすがにわかっていると思う。自壊してほしいが。

米国大使館は既にソウルを脱出済、米軍基地付近へ引越終了。日本大使館もソウルから退避予定。

中共が食料や武器弾薬、ロシアが燃料を朝鮮人民軍に無償供与すれば、南進ぐらいするだろう。
中共が本気で台湾侵攻を行うのなら、朝鮮半島での戦乱が必要だ。

日米は韓国軍の健闘を祈って、防衛戦力は台湾海峡に向けられるだろう。
朝鮮半島を一時的に失っても大勢に影響がない。
むしろ危険分子を公然と切り離せるメリットがある。

味方としては信用できず、敵の方がまだいいのだから。

時間がたてばたつほど北の軍備は整っていく。それはソウル占領ではなく、ソウル消滅に近づくことだ。韓国程度の領土の広さ、都市部集中の人口分布を考慮すると、ソウル消滅は単に首都消滅ではなく、80%くらいの国家滅亡状態、これで釜山に核の1発でも落とされたらたとえ不発でもこの国は終わるでしょう。
今なら、今ならそうならずに済む方法がある。北に口火を切らせるか、自ら成敗に乗り出すかだ。後々のことを考えれば北に行動するように仕向けることだね。